症状が気になって動けない➁【自律神経失調症 パニック障害】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
とても湿気がきついので、まだまだアイスコーヒーを要注入~。
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心療内科の先生に「症状のことを考えないように」と言われて、考えちゃダメ!と思っても、怖さは消えないものです。
それより、ちょっとずつやれることが増えてくると自然と怖さは減っていきますよ、というお話の続きです。
上手に成功体験をかみしめながらやっていくと、いいですよ。
そのときに、一つ注意点があります。
「今の私でも、こんなことができた」という成功体験は、発症したときの自分を底(そこ)として比べたときの成功です。
発症する前の、元気だったときの自分ではないのです。
意外とここが盲点で、いつまでも自律神経が回復しない人の中には、自律神経が壊れてしまう前の、バリバリ元気だったときの自分をいつまでも頭の片隅においてる人がいらっしゃいます。
(そもそもバリバリ元気〜という人が自律神経を壊しやすいのですけど、汗)
そうではなくて、最新の自分は、発症した自分。
辛いけれど、受け入れる自分をしっかりアップデートして、基準を勘違いしないようにしましょう。
発症してしまった、弱い自分が本当の自分です。
そして、そこから少しずつ良くなっていこうとしている、少しずつ良くなっていっているのが、今の自分なのです。
自律神経が壊れてしまって思ったように体が動かない、辛い、そんな自分と比べて、ちょっとこんなことができた、あんなことができた。
そういう成功体験が脳をほぐしてくれて、自然と自律神経の緊張を解いてくれるようになるんです。
まず本当の自分をしっかり受け入れること、それからちょっとずつでもやれることが増えていくと、自律神経症状やパニックの怖さは自然に減っていくものです。
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