針灸が自律神経にできること③【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今朝は、とうとう長袖をはおりました(半袖の上に)。
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自律神経が弱い人、過敏な人に、針灸がどんなふうに役に立つか、数回に渡って書いています。
前回は、全体の免疫力を上げることが、諸症状を治りやすくする仕組みを書きました。
今日は、局所の感覚器である耳の話です。
実は、自律神経が緊張しやすい人、過敏な人によくあるのが、三半規管を含む内耳が弱いことが多いんです。
つまり、平衡感覚が弱い。
(私自信もそうで、平衡失調(めまい)からのメニエールを経験しているから、よく分かるんです)
平衡感覚が弱いと、自律神経が緊張しやすい。
だから、自律神経の症状やパニック症状がでやすい人は、まず針灸では平衡感覚を整えます。
平衡感覚が整うと、自律神経が落ち着きやすくなるからです。
内耳が弱いと、左右の三半規管が間違った平衡感覚を脳に伝えてしまうんですよ。
その左右差で脳が混乱する、それがめまいです。
平衡感覚の不安定な感じは、不安な感覚も起きやすくなり、体に力も入りやすくなるので、自律神経も緊張しやすくなる。
そして、間違った平衡感覚は、歩いていても、ジーッとしていても、仕事をしているときも、寝ているときも、たえず脳に送られ続けるので、脳の情報量をいっぱいにします。
脳がパンパンになる。
これが続くと、自律神経が過敏になって、少しのことで緊張するようになる。
自律神経の過敏性ができあがってしまうのです。
平衡感覚の不安定さをとり除く。
自律神経がゆるみやすい体にするために、針灸では不可欠なポイントです!
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