突発性難聴と老齢性とは違う【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
いよいよ上着が要りますね。
それにしても街はダウンの人もいれば、服もそれぞれですね。
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突発性難聴の後遺症、耳鳴りや耳づまり、聴覚過敏やめまいなどで針灸に来られるかたは年々増えています。
つまり、ストレスや自律神経から耳に負担がかかって難聴を発症する人が増えているということです。
この突発性難聴と、歳をとっていくことで段々聴こえが弱くなる難聴(老齢性難聴)とは、だいぶん別なるものです。
老齢性の難聴や耳鳴りは、抗えないことです。
聴覚にたずさわる細胞、内耳にある蝸牛の有毛細胞や、内耳につながる伝導路の粘膜が少しずつ変性していくんです。
老齢による免疫力の低下、自己再生力の低下によるものです。
分かりやすく言うと、脱落する耳の細胞に、再生する細胞が追いつかなくなる(アポトーシス)、これが歳をとるということです。
段々と、振動(音)を受けとって脳に伝えるという機能が落ちていきます。
これが歳をとるということ、自然なことなんです。
一方で、突発性難聴は、ストレスや自律神経の過緊張が引き起こす耳の炎症なので、炎症を鎮めることができれば、粘膜は再生して機能をとり戻すことができます。
できるだけ早く耳の炎症を抑え込んで、粘膜細胞を回復させるかがポイントなので、発症時の入院やステロイドなどの薬の投与が求められるわけです。
内耳の有毛細胞は再生しないと言われていますが、聴力はほとんど戻っているのに、耳鳴りが残る、耳づまりが残る、聴覚の過敏が残る、めまい(平衡失調)が残る、こういった後遺症は治る可能性が高いのです。
耳鼻科で「耳鳴りは治りません、慣れてください」と言われることが多いと思いますが、それが老齢からのものをイメージして言われているのではないかと思います。
突発性難聴が原因の耳の後遺症は良くなる可能性がとても高いです。
耳が急におかしい、急に聴こえが悪くなった。
こんなときはできるだけ早く耳鼻科に飛び込んで、聴力の確認と処置をしてもらってください。
そして、後遺症がある場合は、できるだけ針灸での手入れも開始してください。
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