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アトピー性皮膚炎/肌トラブル 内臓のケアが大切です

2022年1月4日

鍼灸治療は副作用の心配がないので、皮膚科のお医者さんと併用して治療が受けられます。安心して症状改善に一緒にとり組みましょう。

皮膚のつっぱりをとりのぞく

アトピー性皮膚炎でかゆみがでている

アトピー症状や肌荒れの出る部分を観察してみましょう。皮膚につっぱりがあるところに湿疹がでやすいことに気づいている方も多いはず。顔でいえばオデコや顔のまわり、目の周辺、耳のまわりなどですね。鎖骨のあたりや肘のうら、手の指先など。横腹の肋骨あたりやコシ骨の盛り上がりの周辺、膝のまわりもです。皮膚がピチッとしていることが共通しています。同じように筋肉がコリなどで硬くなったところも筋肉の盛り上がりで表面の皮膚がつっぱったようになるので湿疹ができやすいです。皮膚に針をおくことで皮下の緊張と皮膚のつっぱり感をとりのぞきます。皮膚にあそびができることでかゆみや赤みが軽減されます。

内側の皮膚=粘膜もケアする

皮膚に症状の出やすい方は、内側の皮膚(=粘膜)も弱くなっていると考えられます。内臓を構成する粘膜も同様です。粘膜の血管や内臓につながる自律神経を整えることで血流を改善し強い粘膜を作ることが大切です。それぞれの内臓の機能も整いますし、全身の免疫力もアップします。

皮膚は内臓がつくる

内臓の全体図

皮膚はアミノ酸が合成されたタンパク質でできています。特に消化器系の内臓を整えることでアミノ酸合成を活発にさせて強い皮膚がつくられ、皮膚の再生力も高まります。栄養分が吸収される小腸やタンパク質合成の場である肝臓などの機能を高めることがポイントです。

食べ物のチョイス

食事に関しては皮膚科で患者さんそれぞれのアドバイスをいただいていると思います。症状の程度や個人差にもよりますが、ポイントは「分解しやすいものをいただく」ことのようです。分解しやすいとは、つまり内臓に負担がかかりにくいという意味です。油のきついものや肉や魚でタンパク質が多いもの、砂糖なども分解するのに多くのエネルギーが必要です。比較的お米や芋や米でできたフォーなどの炭水化物は分解しやすくお腹にやさしいと言えます。パンやうどんやラーメンなどの小麦はアレルギーを助長させるケースもあり、特に小麦と乳製品の食べ合わせで症状がきつくなることがあるようです。冷たいものも控えた方が良さそうです。よく噛んで食べることも大切です。

常に食べ物を気にしているのも大変だと思いますが、症状がひどいときにはやはりこのような食事制限が必要になります。症状が楽になってくるまでの辛抱ですね。食べることが楽しいと思えることもとても大切です。「オイシイな、楽しいな」と思って食事をいただくと内臓の機能も活発になりスムーズな消化がうながされるからです。

皮膚症状以外の辛さをほっておかない

アトピーの皮膚症状がが全身に及ぶほど、そのかゆみや痛みや不快感から自律神経を乱れがちになり様々な他の症状が出てきます。頭痛が起こったり、目がとても疲れたり、建物の中に入って気温が変わると顔がのぼせるなどめずらしいことではありません。首や肩の筋肉はカチカチにこっている方もとても多いです。皮膚症状だけでもとてもつらくイライラするのに、それ以外の問題がプラスされてますますやる気も失せてしまう。自律神経をきっちりと整えてこれらその他の症状ひとつひとつを対処することで、つらさも軽減されて気持ちもスッキリします

ケアが続けられるコツは

摩耶はり灸院の治療で使うローラー針

たえず不快な症状をかかえていることは本当につらいものだと思います。食事療法やさまざまなケアを続けるのにはなかなか根気がいるものです。皮膚症状でイライラしているのに「あれもしなければならない」「これはしてはいけない」など生活のなかでさまざまな制限が加わるのはガマンがならないと感じることも多いと思います。当院では簡単に自宅でできるローラー針ケアなど、一日10~20分程度のお手入れも指導させていただいています。負担が少なく続けられるように効率の良い手入れ方法を考えています。

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Posted by mayaharikyu