女性ホルモンでイライラする【更年期障害 自律神経失調症】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
三連休の日曜日、今日も元町界隈は人が多そうです。
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生理前にイライラする、とか、更年期でイライラが止まらないとか、女性ホルモンてそんなに「感情」に影響するものなんでしょうか。
影響するんです。
そういうシステムが体にはあるんです。
でもどうやって?
結論を先に書くと、女性ホルモンの乱れが自律神経を過敏にさせた結果、イライラ感が生まれるんです。
ホルモンが直接に、脳のイライラ感情の部位になにかするわけではないんですよ。
その間に自律神経がかかわるんです。
人の感情って、なにもなくてイライラすることなんてないんですよ。
なにか素(もと)がある、刺激になるなにかがあるから、イライラという感情が生まれるんです。
ちょっとした大したことない刺激を、過敏に拾ってしまうのは、体の感覚器系です。
皮膚や筋膜、目、鼻、耳、舌、などのことです。
これらの感覚器は自律神経の緊張によって、刺激の素(もと)を増幅して脳に伝える傾向があるんです。
痛みやかゆみ、光やにおい、味や音を、大きくして脳に伝えてしまうんです。
これを感覚過敏と言ったりします。
そして、感覚が過敏状態にあると、感情も過敏になるんです。
色んな刺激に、気持ちがピリピリするんですよ。
だから、理由もなくイライラする、こういう仕組みなんです。
こんなときは、電車で社内アナウンスがやけに耳についたり、カフェで人の話し声が煩わしく感じたり、いつも見ているテレビ画面が眩しく感じたり、家族の咳やくしゃみの音にイラっとしたり、そんな自分になってしまうもんなんです。
だから、なんだか分からんけれど今日はイラつくわ、というときは
「今の私、自律神経がよろしくないんや」と思ったらいいです。
自律神経をしずめること、一人になる、眠る、やりたいことをするなど、自分中心の時間に切り替えて、淡々と過ごしましょう。
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