生理痛 毎月のゆううつを解消して生理周期を安定させる
生理になったらお腹も痛いし腰もだるい、でも生理だから仕方ない・・そんな風にあきらめていませんか?
多かれ少なかれ女性が頭を悩ませる生理痛。
あたり前だと思わずにラクにできる方法があります。
どうして生理になるとお腹が痛くなるの?
生理痛は子宮の不必要になった粘膜が脱落するときの痛みで始まりです。
子宮全体の粘膜が炎症しているのと同じような状態なので、炎症物質による大きな痛みが起こります。
その痛みだけにとどまらず、反射性に腹筋が緊張するのでお腹がはって苦しく感じます。腹筋が緊張するとソケイ部と呼ばれる太ももの付け根やワキ腹あたりにも違和感がでる場合があります。子宮の痛みは同時に腰やお尻の筋肉も硬くしてしまうので、腰の重だるさや更に足の痛みや冷えなども引き起こします。
生理痛がひどいのはなぜ?
子宮の粘膜が弱くなっているとスムーズに粘膜がはがれることができずに、いつまでも炎症が残るので生理痛がひどく感じます。健康な子宮粘膜ではそれほど痛みを感じずに粘膜の脱落と再生が行われるのです。また粘膜が健康であれば、皮膚と同じようにターンオーバーもスムーズなので28日の周期も安定してきます。周期がゆっくりな方や一定せずにバラバラであることは粘膜状態が弱くなっていると考えられ、生理痛もひどい方が多いのです。
鍼灸治療でどうして生理痛がラクになるの?
下腹部のお灸や針などの刺激により強い子宮粘膜を作ることが可能です。
お灸が皮膚に与える熱刺激や針の物理刺激は、皮膚の感覚神経を伝わって反射的に子宮や膣周囲の粘膜につながる交感神経に働きかけます。粘膜をとりまく血流や栄養の還流が改善されて健康な粘膜がつくられるのです。
従って生理中だけでなく日頃からの定期的な刺激が大切です。
また生理が始まる直前から女性ホルモンの分泌が大きく変動すると、さまざまな自律神経症状も起こります。頭痛やめまい、気分が悪い、イライラ、急に心臓がドキドキするなどの症状が生理に伴ってくることが多いのです。
これら随伴症状も同時にケアすることで、意外とラクに生理期間を乗り越えることができるようになります。