血圧は体調の目安にするだけ【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
この辺りから山に登る人も多くて、登山らしい服装をたくさんみかけます。
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急に寒くなって、よく言われる症状はなんですか?
はい、それは「高血圧」です。
血圧が高くなって、心配している人が多い。
でもこの時期に血圧が上がることは、とても自然なことなんです。
血管は筋肉だから、寒くなると硬くなる。
血管が硬くなる冬は、血流の圧は上がるものなんです。
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先日も、母から夜遅くに電話が。
(夜遅くとか、朝早くの母からの電話、本当に怖い、こっちの心臓に悪いな~)
「フラフラするから血圧を計ったら、200あったのよ」
その日は、リハビリの体験に行って、初めての施設で3時間もアレやったりコレやったりして、クタクタになったらしい。
急に寒くなった日で、風も冷たくて、体も冷え切ったと。
そんな晩は、そりゃフラフラもします。
眠剤飲んで、サッサと寝よう。
あした落ち着いたころに、また血圧を計ってみよう、ということに。
翌日は、最初が170くらいでしたが、2回目、3回目と130台に。
しっかり寝た母は、体調も戻り、いつもの通りおしゃべりが止まらないくらい元気でした。
血圧は、血圧が高いからフラフラする、気分が悪いのではありません。
フラフラする、気分が悪いくらい自律神経が疲れているから、血圧も上がるのです。
血圧は原因ではなく、結果。
体調の目安なんです。
だから、血圧が高いからお薬(降圧剤)を飲むのではなくて、早く寝る、よく寝る、スケジュールに余裕をつくって、ゆっくりする。
そして、急に寒くなる季節に血圧が上がるのは自然の体の働きですし、年齢が上がれば筋肉(血管)は硬くなるので、血圧が上がりやすくなるのも自然なことです。
脳梗塞や心筋梗塞など、血管に何かが詰まるという症状は、血管の質や内壁の付着物の方に問題があって、「血液の圧」はさほど問題ではないというのが、最近の考え方です。
「毎朝、血圧を計ろうかしら~」という母に、
「不安が増えるだけだからやめとき~」
と一喝して、調子が悪いときだけ体調の目安に計ってみる、ということになりました。
あ~~やれやれ。
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