更年期障害が強くでるタイプについて➁【更年期障害と自律神経失調症】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
雨がポツポツしてきましたが、寒くも暑くもなくいい感じです。
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更年期の症状が強くでやすい人と、そうでない人。
前回は、女性ホルモンに影響されやすい体質かどうか、ということを書きました。
もう一つあります。
自律神経が弱い、自律神経が緊張しや人の方が、更年期の症状がきつくでやすい傾向があります。
女性ホルモンの乱れを受けとめるのは、自分の自律神経なんです。
自律神経が強い人は、ホルモンが多少乱れても、体をうまく調節できる。
つまり、めまいが出たり、動悸がしたり、発汗したり、眠れなくなったり、そういうふうにならない。
自律神経が強い人って、いいですね。
うらやましいわ~。
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ここで、すごく誤解されやすいことがあるんです。
よく、完璧主義とか神経質な人は、更年期がきついって言われることがあります。
こだわりが強いとか、依存心が強いとか、性格や性分ですね。
これは、そういう性格だから更年期がきついのではなくて、そういう資質があると、自律神経が乱れやすい体質が作られやすいからなんです。
完璧主義だったりすると、こうでなければならないということも多くて、たくさんのことを抱えてしまったりしますね。
こだわりが強いと、あーでもないこーでもないと、思考もとても忙しくなりますね。
依存心が強いと、とても気を使うことが増えますね。
そういう資質が、脳をいっぱいにするので、自律神経が緊張しやすくなるんです。
だから、女性ホルモンがちょっと乱れても、自律神経も乱れるんです。
このへんの体の仕組みを考えると、女性は40を過ぎたあたりから、気楽に、気分よく、穏やかに生活できたらいいんですけど。
実際の現代社会では、結婚年齢も上がっていますし、出産年齢も上がっていますし、女性も仕事をしている人が多いですし、気楽どころか、40代の女性が一番しんどそうに私には見えます。
このあたりが、昔に比べて最近特に、更年期障害のことが言われ始めた理由だと思うんです。
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