料理は自律神経に良いの?悪いの?【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
お天気は回復しましたね、気圧も安定しています。
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自律神経を壊してめまいやパニックのときに、私が一番辛かったのが料理をすること。
たいして食欲もないのに、家族のためにご飯の仕度をしなければならない、これほどしんどいことはありません。
作業の同時進行がしんどいんです。
これを焼いてる間に、こっちを洗って、あれをチンして、みたいに、温かいうちに何品も食卓に出そうと思ったら、料理は同時進行の嵐です。
同時進行、マルチタスクは、脳の情報量が膨大になるので自律神経に反射して神経が過緊張してきます。
ひどいときはメマイは出るし、頭は痛くなるし、吐き気はするし、料理が終わればクタクタ。
その後に食事なんてできたもんじゃない、なにも口に入りませんでした。
ほんとに、今考えてもなんであんなしんどいことを、あんなしんどいときにやってたんだろう、とよく思い出します。
いっそうのこと、そのときは毎晩惣菜でもコンビニでもよかったのに。
一生料理ができないわけじゃないんだから、割り切って自分を大事にすれば良かったです。
ところが、です。
料理も、体調が良くなってくると楽しめるようになるんです。
最近つくづく思うのですが、料理こそ自分で「塩梅が決めれる」ことの際たるもの。
自分軸で、自分の好きなように、自分で自由にしていいものなんです。
その結果が美味しい一皿になるなんて、それは幸せ、充実そのもの。
ただ実際は、家族から味付けが薄いだのなんだの文句も言われるし、子供は食べれないものがあったり、時間に追われて料理しなきゃいけなかったり、嫌なときでも料理しなきゃいけなかったり、自分の好きなようにとはいかないですね。
「お休みの日に、誰のためでもなく、自分だけのために好きなお肉を焼いて台所で食べるのが、最高に幸せ」
と言っている患者さんがいました。
これですよ、自律神経に良い料理とは。
結局は、自分の好きなように、自分の塩梅で、なにかを成すということが、脳内ホルモンを刺激して、自律神経を安定させるんですね。
料理は、自律神経にとって良くもなるし、悪くもなる。
とにもかくにも、死ぬまで食べ続けるわけですから、機嫌よく、楽しく、自律神経に負担になり過ぎないように、食事の用意をし続けていこうと思っています。
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