台風は遠いのに頭痛がした【気象病 天気痛 自律神経失調症】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
気温も適度、湿度も低め、気持ちのいい朝は貴重ですね。
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先週は、頭痛の患者さんが続きました。
さすがに台風になると気圧がひどく変化しますから、台風が遠くにあっても、ここらにも気圧的に影響はあります。
空はつながっていますから。
こういうときは耳が弱い人が、頭痛がでます。
これは聴力というよりも、耳鳴りがある、耳が詰まりやすい、よく外耳炎や内耳炎になる、立ちくらみがひどい、めまいがある、そういう弱さです。
三半規管のある内耳周りの粘膜が荒れやすい、という人です。
気圧の変化を上手にとらえられないんです。
キャッチした重力(気圧のことです)を、歪んだ形で脳に伝えてしまいます。
歪んだ情報で、平衡感覚が不安定になります。
だから台風や、低気圧が通っていくと、フワフワめまいがしたり、反射で耳の周りの筋肉が硬直してくるので、コメカミが締め付けられるような頭痛がしたりします。
軽い船酔いの状態に似ているので、ひどくなると吐き気もでてきます。
これを気象病や天気痛というものの正体でもあります。
酔い止めや、鎮痛剤でも痛みは緩和されます。
三半規管のある内耳の粘膜が強くなると、気圧の変動に振り回される感じが減ります。
内耳の血流を保つために、自律神経を整えること。
ローラー針などの刺激療法もとても有効です。
台風でも怖くない! そういう三半規管をもちたいものですね~。
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