めまいが落ち着いたら脳の検査を【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
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前回は「めまいの検査は、めまいを出す検査だから気をつけて」と書きました。
めまいが出たときに、耳鼻科での検査でめまいがひどくなることがあるからです。
これをしたから、この薬を飲んだから、パッとめまいがゼロになるというものはありませんので、めまい発作が出た場合は、しんどいのに無理して慌てて病院に行くよりも、まずよく寝て休んで、自律神経を落ち着けてくださいね。
そして、動けるくらいになったら一度受けておきたいのは脳の検査です。
めまいの原因が脳にある場合があるからです。
めまいの3〜5%が脳由来という統計がありますので、めまいの出た人のうち20人〜30人に一人くらいということになります。
そんなに多くはありません。
それ以外は、内耳に原因のあるめまいということです。
脳の検査は脳神経外科に行かれると良いと思いますけど、慌てることはないです。
というのも、脳由来のめまいは、めまい以外にいくつかの随伴症状があって、区別がつくからです。
めまい以外に、手先足先のしびれが出たり、物がつかめない、足が出ないなどの神経症状、物が二重に見える、うまく話せない、呂律が回らない。
こういった症状が伴ったら、脳梗塞、脳腫瘍、パーキンソンなどの原因も考えられるので、まずは病院に行きましょう。
脳の病気との鑑別がちゃんとできれば、それは怖いめまいではないし、内耳由来のめまいなので、あとはゆっくり治していくものなのです。
そして、このタイミングで針灸に来られる方も多いですよ。
自律神経を整えて、免疫力を上げて、体ぜんたいで内耳を強くしていって、めまいを安定させていくのです。
大きなめまいがでたら、まずは休むこと、寝ることです。
一日や二日のことではありません。
最低でも2週間は、脳(思考=心)と体の両方を休めてください。
ここで無理をすると、治るものも治らなくなって、取り返しがつかなくなります。
めまいは自分の脳と体のSOSであることを忘れないでくださいね。
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