ゲップと頭痛がなくなりました【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今朝はセミの音で目が覚めました。
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めまいの患者さんの話です。
定期的な回転性のめまいがあり、約1年前から針灸に来られている60代の女性です。
針灸を始めてから、ゲップがとても少なくなって、ひどい頭痛がなくなったそうです。
あれはなんだったのでしょう? と。
ゲップ、食後などに誰でもある生理的なゲップではなく、めまいからのゲップは、いわゆる嘔吐感、吐き気の一番弱いものです。
ムカムカする手前の、胃が張る感じで、ゲップがしょっちゅう出る。
これがめまいからのゲップです。
そして三半規管が不安定だと、耳のまわりにある側頭筋やそれに続く胸鎖乳突筋が神経の反射で勝手に固くなってきます。
筋肉がコメカミをしめつける、耳の後ろが張ってくる、これがめまいからの頭痛です。
めまいと、吐き気、頭痛は三点セットなんです。
この患者さんのように、三半規管が安定してきて、大きなめまいが出ない、フワフワも少なくなってくると、吐き気(ゲップ)も減る、頭痛も減る、というわけです。
逆に、ゲップや軽い吐き気、目がショボショボするような頭痛がずっとある人、頭痛薬を手放せない人は、一度は三半規管をチェックすることをお勧めします。
平衡感覚の弱さが、吐き気や頭痛の原因である可能性が高いからです。
平衡感覚の不安定さは、意外に自覚されにくいものです。
それは視覚や運動器系に良くも悪くもフォローされてしまうからです。
ちょっとくらいフラフラしていても、動けてしまうからです。
針灸はこのような複雑な症状にとても効果を発揮します。
諦めないで、お近くの鍼灸院をおたずねくださいね。
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