自律神経の興奮は自分がピンチであるサインです【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今朝は寒いくらいの気温でしたね。
梅雨までの数日、日の光を楽しもうと思います。
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「自律神経失調症」という病名があります。
神経が失調するというのはどういうことか。
神経が働かなくなる、つまり伝達しなくなる、ということなのか。
いえいえ、答えは、神経が動かなくなるどころか、過剰に働き過ぎることです。
自律神経が簡単に働いてしまう。
自律神経が、必要以上に興奮してしまう。
だから、眠れない、動悸がする、汗が出る、手先足先が冷える、胃腸の調子が悪くなる、パニックになる。
この状態って、動物学的に言うと、自分がピンチなんですよ。
動物として、捕獲されそう、食べられそう。
ピンチなんです、ヤバいんです。
なんでこんな状態になってしまうのか。
頭が、脳が、思考が、「ヤバい」と認識しているからなんです。
そうです、自律神経を緊張させている原因の大半は、脳(思考)にあります。
脳が「ヤバい」と、ずーーーっと思っている。
これをストレスと言ったりします。
ずっと嫌なこと。
ずっと苦手なこと。
ずっとしんどいこと。
ずっと怖いこと。
ずっと心配なこと。
こういうことを、ずっと脳で感じている、思考をめぐっていると、脳は簡単に自律神経を興奮させます。
元々は、自分の体を守ろうと、外部と戦おうとする自然な反応なんです。
ストレスが多すぎる、その状態が長すぎると、たいしてピンチじゃなくても、簡単に体が戦闘態勢に入ってしまうんです。
これが、自律神経失調症やパニック障害の正体です。
症状を引き出す最大の原因は、脳(思考)なんです。
自分の体を、一番変えるものは脳なんです。
このあたりに、自律神経の症状を改善していく大きなヒントがありますね。
そうです、思考によって、症状はひどくもなるし、楽にもなります。
思考を変えることで体も変わる、人間は、そういうふうにできています。
今日は自律神経についてのお勉強みたいになりました。
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