自律神経を知ろう②~治りにくい理由【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
雨がよく降るよく降る、冷たい雨です。
こんな日は、家でぬくぬくが一番ですね~。
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自律神経のお話、第二弾です。
前回は、自律神経の端っこ、自律神経がつなぐもの、それが脳と体なので、脳と体を健康にすることで自律神経も整う、といったことを書きました。
そうです、脳が絡むんです。
脳、思考、つまり心の在り方で、自律神経が良くも悪くもなる。
脳=心が変われば、自律神経が整って、体調も良くなる。
そういう風にできているので、自律神経の症状をメンタルの問題だと勘違いされるんですけど。
そして、自律神経失調症を治そうとするときに出てくる落とし穴というのがあります。
脳が焦ると、自律神経の過敏性がおさまらない。
脳の思考が忙しくなり過ぎると、自律神経の興奮がおさまりにくくなるので、過敏性がとれないんです。
だから、一生懸命治そうとすると、治りにくくなるんです。
これは厄介ですよ。
治したいのに、元気になりたいのに、自律神経を治そう治そうと思えば思うほど、治りにくくなる。
だから良くなるコツは、やることやって、手放す。
この「手放す」というのがとても大事なんです。
ちゃんと寝て、ストレスも減らして、必要ならお薬も飲んで、針灸で体も整えて、やることやったら、あとは手放す、天にまかせる、開き直る。
これが上手にできる人は、割とサッサと良くなるんです。
まだ症状が良くならない、まだ完璧に治らない、こんな焦りがモクモクと大きくなって、ネットで調べまくる。
そうすると、症状があることそのものが不安感やストレスの元になって、悪循環でもっと悪くなるんです。
思い通りにしようとしない、やりくりしようとしない。
何もせずにほったらかしにしてはダメですけれど、ある程度の原因を取り除いたら、あとは肩の力を抜く。
脳の端っこに置いとく。
自律神経の症状は、脳の状態が絡むから、そうやって治していくと早いんですよ。
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