針灸が自律神経にできること➁【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
日差しがあったり無かったり、雨にはならなさそうです。
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自律神経が弱い人、過敏な人に、針灸がどんなふうに役に立つか、数回に渡って書いています。
前回は、自律神経に大きなストレスになる痛みやコリを減らそう、という話でした。
今回は、針灸の刺激で高い免疫力を獲得しよう、という話です。
これ、ザクっと聞こえるかもしれませんけれど、すごく大事なんです。
結局、メニエールや突発性難聴のような自律神経が原因とされる病気でも、部分的には「耳」の病気なんです。
つまり、耳の粘膜の弱さが引き金になってしまう。
それを、耳だけで治そうとするから、難しいんです。
体ぜんたいの免疫にたずさわる細胞を増やして、血流にのせて、耳の粘膜を修復する。
症状を改善するには、全身の力、つまり免疫力が必要なんです。
ポイントは内臓の力を強くすることです。
お腹の働きをよくすること。
やさしいお灸などの刺激で、腸や肝臓の働きをよくすることで、免疫細胞も増えるし、免疫力も上がってきます。
免疫力が上がると、局所の粘膜の再生をうながして、粘膜が炎症しにくくなる、粘膜を強くなるんです。
針灸は、全体の調子を上げることで局所がよくなるという漢方学にのっとったものです。
まずは全身の免疫力を。
次回は、局所そのものを改善する針灸の話です。
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