自律神経が良くなるって【自律神経失調症 パニック障害】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
チラホラと長袖の人をみかけますが、私は動くとまだ暑くて汗がでます。
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自律神経の乱れででてくる症状、例えばめまい、過呼吸、動悸、発汗、それらが発作的に起こるパニック、胃腸症状などがあります。
実際に「自律神経が改善する」とか「自律神経が良くなる」って具体的にどういうことなんだろう。
身近に自律神経失調症とかいらっしゃらないと、なかなか想像しにくいというか、良くなるイメージがわかない人も多いと思うんです。
今しんどくて、でもこれから元気になっていく人たちには、こんなことを知ってほしいです。
まず症状そのものが軽くなります。
例えばめまいなら、回らなくなる(回転性めまいがでなくなる)、そしてユラユラの大きさ(振り幅)が小さくなる、クラッとする強度が弱くなる、フワフワする感じが小さくなる、とか。
そしてその次は、数が減ります。
例えば発汗(のぼせ)がある人が、汗がジワ〜っとくる回数が減る、1時間に1回くらいでてたのが、日に4〜5回になる、とか、夜中や朝だけになるとか。
毎日夕方になったら動悸がでてたのに、今週は無い日もあった、とか。
そして、症状のある時間が短くなります。
過呼吸っぽく息がしづらい感じが長くは続かずに、30分低度でおさまるとか、めまいでコメカミがしめつけられるのがその日ずっとじゃなくて、1〜2時間でおさまるとか。
ストレスでお腹が緩くなっても、ずっとは続かずに、半日や数時間で腹痛もおさまる、とか。
こういう感じで自律神経が回復していっていることが実感できます。
細かく回数を数えたり、時間を計ったりする必要はありません。
そういうことに意識が過敏になるのも自律神経を緊張させる要因になってしまいますから。
でも、自分の体が良くなっているサインに気づいたら「ヨシヨシ」ってリマインドするといい。
良くなっているという確認は自信につながるし、その気持ちは自律神経を更に安定させるからです。
私も含めて、うちの患者さんたちもこういう感じで元気になっていきます。
だから、ある日突然に症状がゼロになって体調が元に戻っている、なんていうことは残念ながらありません。
こういうプロセスを経て、段々と元気になってくるんです。
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