初めてめまいが出ちゃいました【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
風もなく、湿度も低く、６月だというのに爽やかな朝、いつまで続いてくれるのかな～？
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以前に脱毛症でこられてた患者さんが、久しぶりに来院。
「グルグルのめまいになってしまいました～」
ずっとお忙しかったそうです。
お母様が施設に移られて、施設に通いながら、残った家の片付けをしつつ、海外の娘さん家族にも会いに行った後のことでした。
めまいは初めてです。
「横になっても回ってるし、気分が悪くなってくるし、寝ようにも眠れないし、すごくビックリしちゃって」と。
翌日にはなんとか動けるようになり、２週間たってもまだ頭が重い、浮遊感が抜けないそうです。
疲労からくる典型的なめまいですね。
内耳の三半規管周辺の血流が悪くなって、粘膜が荒れてしまったのでしょう。
「めまいがでたら、どうしたらいいですか？」
まずはいったん眠ることで、内耳につながる自律神経がリセットされるので、無理矢理にでも眠る。
導眠剤や睡眠薬の力を借りてでも、まず眠って脳を休ませる。
吐き気があると眠りにくいので、あればトラベルミンなどの酔い止めを飲む。
寝るときは枕を積んで頭を高くして、布団でなくてもソファでもいいし、上向きでも横向きでも、気分が悪くなりにくく、自分がラクな体制で寝る。
睡眠の力で脳が休まれば休まるほど自律神経の緊張もとれるので、内耳(三半規管）の血流が良くなって、粘膜が回復していきます。
２～３週間はフワフワしたり、クラ～っとしたり、平衡感覚がおかしい感じが残ると思います。
めまいの症状が早く良くなるポイントは、２つ。
とにかく毎日よく寝て、脳を休めること。
そして、やることを減らしたり、針灸で体の手入れをするなど、生活を変えること。
めまいは自律神経のSOSです。
ストップ、これ以上は脳も体も無理だと、自律神経が教えてくれています。
この警鐘を無視すると、慢性的な平衡失調になって、メニエールやパニック症状につながります。
再発するごとに、どんどん治りが悪くなっていくので、今回は寝て治ったからと言って、油断しないことです。
めまいで来られる患者さん全員に必ず言うことを書きました。
メニエールだった私は、口酸っぱく何度も言いますよ。