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聴覚過敏~聴こえの過敏性➀【突発性難聴 メニエール】

2025年2月19日めまい耳鳴りメニエール突発性難聴

摩耶はり灸院の周辺

おはようございます。

神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。

冷えるな~~今年最後の寒波になるといいですね。

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聴覚過敏、聴こえの過敏性は程度の差はあれど、すごく多いです。

私もメニエールをやっていますから、大きい音は苦手です。

突発性難聴の後遺症だったり、メニエール(平衡失調)の後遺症だったり、聴覚の過敏は耳が弱い人がなりやすい

この耳の器質的な弱さから始まる人が多いのですが、それが心因的(神経的)なものに変わっていく、広がっていくものなので、発症の原因は2段階あると言えます。

その辺まで書こうと思います。

というのも、聴覚過敏を改善していくには、過敏が作られていく仕組みを大まかにでも理解することが必要なんでね。

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突発性難聴やメニエール(めまい)というのは、耳の粘膜が炎症する、粘膜の荒れなんです。

聴力にかかわる蝸牛の粘膜が荒れて、細胞の一部(もしくは大半)が壊れてしまうのが難聴です。

平衡感覚にかかわる三半規管周辺の粘膜が荒れてしまうのがメニエール(めまい)です。

鼻やのどに通じる中耳が荒れれば、中耳炎。

鼓膜から外耳道が荒れれば、外耳炎。

そして、これらの炎症で、一度荒れてしまった耳の粘膜は、音という振動を脳に伝えるときに、音を増幅してしまうものなんです。

粘膜は炎症することで、振動以外の刺激も間違って音として拾って脳に伝えてしまうんです。

これを聴覚が過敏になる、と言います。

そして聴覚過敏は、自己防衛力の一つでもあるんです。

音がうるさい、音が大きく聞こえる、音が響く、これは「耳になにか起こっていますよ」というSOSなので、耳を守りたくなる

だから、このレベルの聴覚過敏は、耳を守ることで治っていきます。

耳を守ることとは、必要以上の大きな音(振動)を入れない。

つまり、ライブに行かないとか、人混みのガヤガヤしている場所を避けるとか。

耳の周りを必要以上に冷やさない。

耳の周りをほぐしたりすることで、鼓膜からの耳の内圧を和らげる。

耳につながる鼻やのどを清潔にして、耳の粘膜への悪影響を減らす。

体を休ませることで疲労をとり、免疫力を上げて耳の粘膜を回復させる。

耳鼻咽喉科などで炎症を抑えるためのステロイドなどを一定期間服用するのも、とても有効です。

でも、このSOSを無視し続けていると、今度は耳の器質的な炎症だけじゃなくて、聴覚を受けとる側、つまり脳に問題が起こる。

この2段階目の脳の問題が厄介なんです。

長くなりましたので次回に続きますね。

Posted by mayaharikyu