耳の不調はほっておかない【突発性難聴 メニエール 自律神経失調症】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
うっすら曇っていますが、風はなくて湿度が高く、汗がこもりやすいので要注意です。
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何度か突発性難聴を経験されている方が来院されて、
「今度も簡単に治ると思っていました」と言われていました。
今回は3ヶ月間、投薬治療をしていますが、聴力が戻らない、耳鳴りが大きいままです。
(前回は知らぬ間に治ったそうです)
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突発性難聴にしろ、メニエールにしろ、耳の中の粘膜が炎症して起こる症状です。
粘膜に傷ができるんです。
傷がふさがって炎症が治れば、耳の機能も回復します。
でもなんども同じ場所の粘膜を傷つけていたら、粘膜は変性を繰り返すので、修復しづらくなります。
再発は、治りが遅くなる、治りにくくなる。
ましてや、年齢は上がっていくので、着実に耳の修復力(免疫力)は落ちていくのです。
この患者さんは、まだ低音難聴と耳鳴りが残りますが、発症当時の音のひずみ、音の過敏、めまいは無くなりました。
それだけ、そのエリアの粘膜が修復された証拠です。
あとは低音の難聴、耳のつまり感と、ボー音の耳鳴りが残っています。
お薬(ステロイドんど)による治療は終えようとしています。
あとは時間がかかるかもしれませんが、針灸などの刺激療法と生活改善による免疫力を使って、自分で残りの粘膜を治していくしかないのです。
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突発性難聴にしろ、メニエールにしろ、耳の粘膜の傷が原因です。
耳がおかしい、聞こえが変だな、こんなときは早めにまず耳鼻科の受診を。
必要であれば脳のMRI鑑別と、ステロイドにより炎症を最小限に抑え込むことです。
ましてや2度目、3度目ともなれば、自覚も早くなるので、早急に手当てを始めてください。
耳の傷は、初動の手当てで予後が大きく変わるからです。
だんだん治りが遅くなります、治りづらくなります。
口酸っぱく何度も書いてしまいますが、大事なことなので忘れないでくださいね。
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