めまいで朝が起きられず夜眠れず【メニエール 突発性難聴 自律神経失調症】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
霧のような雨がパラパラ降っていますが、これからやみそうです。
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朝起きたとき、めまいの調子が良いか悪いか、寝起きの自分の動作で分かる、という患者さんがたくさんいらっしゃいます。
いつまでの頭が重い、ボーっとする、思考が働かない、目が開かない。
平衡感覚が不安定な日は、朝の始動に時間がかかります。
三半規管が弱い人は、気圧(重力)の方向が変わるのが苦手。
寝ている間に横になっていた体が、起き上がると、重力が頭の上からかかるように90度変わるわけです。
三半規管が脳にちょっと間違った平衡感覚を送り続けてしまうので、脳が混乱してボーっとしてしまうのです。
重力に馴染むのに時間がかかる。
だから、朝は多めに時間をとるのが正解です。
(私もメニエールのときは今の倍は朝の時間をとっていましたが、めまいが良くなると、ある程度は普通に起きてサッサと動けるようになりました)
そうこう朝の仕度をしているうちにアドレナリンが出てくるので、脳も体も目覚めてきます。
重力の変化が苦手だから、頭を下にするような動作、床のものを拾うとか、床をじっとみながら掃除機をかけるとか、あまり得意ではないです。
目線が上を向いて頭を反らすような動作、棚の上のものを取るとか、風呂場の天井を拭くとか、そういうのも苦手になります。
そしてやはり、夜眠るとときにベッドに横になるときも、重力が縦から横になるので、平衡感覚の刺激に脳が覚醒されて、寝つきが悪くなりやすいです。
入眠が遅くなるから、朝が起きにくい、という悪循環が慢性化すると、朝が起きれない、学校に行けない、仕事に行けない、「起立性障害」と言われたりしますが、それには平衡感覚の弱さが強くかかわっています。
縦の重力が横になるなど、重力の変化が苦手なので、昼寝もしにくい人が多いです。
しっかり横になるよりは、ソファなどにもたれてウトウトするくらいの方が合っています。
こういうことは、めまい持ちだったり、メニエールだったり、突発性難聴の後遺症でめまいがあったり、起立性障害だと言われたり、パニック障害が伴なったりする人に共通のものです。
めまいがあると普通にあることなので、過度の心配はしなくていいです。
自律神経を整えて三半規管が強くなってくると、だんだん無くなるものなんです。



















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