HSP 繊細さんと平衡感覚について【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今朝は歩いていると暑いくらいです。
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今日は繊細さん(HSP ハイセンシティブパーソン)の話です。
当院には、HSPだから針灸で治そうという方は来られません。
でも、めまいや耳鳴りなどの自律神経の症状で来られて、話を聞いてみたら「感覚過敏」をもっている方はとても多いです。
めまいが出始めてから過敏になった。
平衡感覚がおかしくなると、感覚が過敏になる理由があります。
平衡感覚が不安定な状態は動物としてピンチなんです。
ピンチだから自律神経を緊張させて、自分のアンテナである感覚器の感度を上げて、自分を守ろうとする。
感覚過敏は防御反応の一つなんです。
だから、音に過敏になる。
目も光に過敏になる。
鼻も舌も過敏になる。
皮膚も過敏になる、かゆみや痛みが大きくなる。
そして、脳も過敏になる、不安になる、心配になる。
だから、感覚過敏性、心配性の人は、三半規管が弱い人がとても多いんです。
逆に言うと、内耳の三半規管を強くすることで、平衡感覚が安定すると、過敏の度合いが減って、ラクに生活できるものなんです。
HSP=繊細さんも、この要素がとても大きい。
平衡感覚を整えると、繊細の度合いが少なくなる。
私もHSPのチェックリストをやってみると、確実に範囲に入ります。
アーロン博士のチェックリストですと、23個の質問のうち、12個以上にマークが入るとHSPの可能性が高いとなります。
私は更年期でめまいがちなときは17個でした。
今は過敏性が減って14個になりました。
以前のメニエールだったときは、HSPという名前もスケールも無かった時代なので分かりませんが、全てあてはまったかもしれません。
大事なことは、自分がHSP、繊細さんであるか無いかではなくて、気持ちよく生活できているか、感覚過敏がしんど過ぎてないかです。
感覚過敏によって生きづらくないか、ということです。
繊細である自分を受け入れて、環境を整えて生活していくことはもちろんです。
でも、体のアプローチからも過敏性は手入れできるということを知ってほしいです。
平衡感覚をつかさどる内耳を強くすることで、少しでも解消できるということを知ってほしいです。
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