高層階に上がると倒れて動けない【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
いよいよ、今日はこの夏の最高気温になりそうな神戸です。
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こんな症状があるんです。
高層ビルのエレベーターに乗って、高層階についてドアが開いて、降りるやいなや、倒れてしまう。
エレベーターを出て足を踏み出したら、フロアの地面に足がついている感覚がなく、フワフワして、目の前が真っ暗になって、結局は倒れ込んでしまう。
これってなんでしょうか?というご相談がありました。
これは、立派なめまいです。
平衡感覚がおかしくなっている、めまいイコール=平衡失調というものです。
めまいというと、グルグル目が回る回転性のことだと思われるかも分かりませんけど、実際はいろいろなタイプがあって、よく知られていないものもあります。
高層階に一気に登っていくので、気圧が大きく変わりますから、三半規管の弱い人はその変化についていけないことがあります。
ひどい乗り物酔いが発作性に起きるのと同じことなので、倒れたあとも、クラクラする、吐き気がする、頭が痛い、などの症状が残ってしまいます。
無理をしてこの状況を何度も続けていると、めまいだけにとどまらず、過呼吸などのパニック症状にもつながります。
お仕事場がビルの高層階に変わって、こういう症状が出始めたり、タワーマンションの高層階に引っ越されて、同じような症状が出だした方たちが、ここ数年にとても増えました。
高層階へ上がったり、地上へ下がったりの気圧の変化が、全ての方の耳の不調につながるとは言いませんが、そもそも三半規管が弱くて乗り物酔いをしやすかったり、それ以前に突発性難聴やメニエール、パニック障害を患っていたりする人には、症状の再発要因には十分になり得ます。
一度こういう症状が出ると、自律神経が絡んでいますから、その状況が作られれば体は勝手に過敏に反応してしまいます。
心して三半規管を強くしていく手入れをする必要があると思います。
まずは今の自分の状態を理解して、環境を変えることです。
勇気のいる決断になるかと思いますが、体がめまいを起こしてSOSを警鐘しているなら、選択の余地はありません。
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