めまいがなかなか良くならない【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
人はまばらなのに、セミの音でにぎやかな県庁前です。
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めまい、平衡感覚の失調、やっかいな自律神経症状の一つです。
(耳石が外れるとかズレるとか、大風邪をひいてめまいも出て、などのすぐに治る急性のめまいは別として)
自律神経からのめまいは、なかなか改善に時間がかかります。
それでも、ある程度サッサと治る人と、行きつ戻りつする人の違いってなんだろう?
遺伝子的に体質的に内耳が弱いのかというと、結局はめまいが出ているわけですから、皆さん多少なりとも耳に弱さがあるわけです。
免疫力の違いは大きいかもしれません。
やはり若い人は治りが早いし、しっかり睡眠をとるなどの免疫力増強をちゃっちゃとやっていく人は、めまいも収まっていきます。
そして、一番のネックになると思っているのは「不安感」なんです。
不安感が大き過ぎる人は、なかなか良くならない。
不安な気持ちのせいで、自律神経の興奮がおさまらないんです。
不安感は、自律神経を緊張させるようにできているんです。
だから、心療内科では自律神経症状のお薬として「抗不安薬」をだすんです。
不安だらけの脳を少し抑えると、トゲトゲした自律神経が少し緩んでいって、眠れるようになったり、めまいやパニックが減ったりするからです。
コロナが始まって、コロナにかかっていないのに体調不良の人が増えたのも、コロナ不安という今までになかった大きな不安が自律神経を緊張させ続けて、眠れない、動悸やめまい、耳鳴りなどがでるようになったからです。
この不安感の難しいところは、不安が強いと自律神経が落ち着かずにめまいが治らないし、めまいという平衡感覚の不安定さのせいで怖くなりやすい、不安になりやすい、という悪循環にはまってしまうからなんです。
不安感とめまいの負のスパイラルです。
だから、めまいに苦しんでいる人に言いたいです。
めまいは確実に良くなるものです。
生きている限りは、三半規管の細胞は再生する方向に向かっています。
その治癒力を邪魔しないように生活してください。
不安感が一番邪魔になるということを忘れないでくださいね。
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