高齢のめまいについて②【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今朝はちょっとムシッとしますね、昼から雨がパラパラしそうです。
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前回は、母の話から高齢者のめまいの特徴について書きました。
元気だった人ほど、年齢からの体の変化を受け入れられずに、不安感や焦燥感が自律神経をむしばみます。
自分の老いが嫌になる、自分がイヤになる、人と比べて衰えが早かったら情けなくなる。
そして眠れなくなって、脳も体も休まらずに、めまいや他の自律神経症状がひどくなる。
高齢の自律神経症状には、こういう特徴があるんです。
歳をとることはこういうことなんだと、腹落ちしてくると、良くなったりするんです。
諦めれるようになると、良くなったりするんです、本当です。
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正直に書きますけど、人生100年てどうなんだろうと思います。
100まで元気だったらいいですよ。
私は針灸師なので、人を健康にする仕事なんですけど、ヒトの体というものを知れば知るほど、100年というのは無謀な数字であるとしか思えなくなってきました。
中にはいらっしゃいますよ、100年近く元気で生きてコロッとサヨナラされる方が。
でもそんな人は本当に珍しい、珍しいからニュースになるんです。
漢方学では、ヒトの器官、目や耳、鼻や歯、舌など、寿命は平均的に50年くらいとされています。
50年で終わりということじゃないですよ。
50年を超してもまだまだ使えるけれど、ちょっとずつ機能が落ちていきますよ、ということです。
骨や筋肉も同じようなものです。
だから、いくら栄養が豊かになって、医療が発達したとしても、100まで元気は無理があるんです。
遺伝子的に、そういう創りになっているんです。
そういうことを分かっていて、それでも死ぬまで自分の足で歩きたいから、運動を習慣化したりする。
内臓が悪くなって好きなものが食べられないのは辛いから、ある程度バランスのとれた食事をする。
なるべく目を酷使しないようにブルーライトカットのメガネをしてスマホやパソコンをみたりするんです。
血流や細胞再生を活性するために、針灸などのお手入れも役に立てるんです。
歳をとるということを理解するのは、なかなか難しいものですね。
それは、経験していないからです。
誰でも歳をとる経験は1回だけです。
私にも、まだまだ予想外のことがあるんだと思います。
だからこそ今を大事にしようと思います。
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