嫌いな人の声が聞こえない【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
久しぶりにしっかり雨、乾燥も和らいで、花粉も落ち着いています。
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耳に関係する症状、突発性難聴やメニエール、数々のメマイや耳鳴り、耳詰まりなど。
これらは(一部は加齢性のものだとしても)、つくづく自律神経が絡むものだと、実感します。
たとえば、「きらいな人の声が聞こえない」というもの。
ある方は、苦手な上司が話し出すと、聞こえが悪くなることに気づきました。
その上司の話だけが、聞きづらい、耳鳴りが大きくなる。
そもそも、耳鳴りが始まったのも、その上司からのストレスでした。
嫌いだから、脳が「イヤだな」と思考すると、自律神経は勝手に興奮します。
そして、耳の中の血管が収縮して、血流が落ちるので、粘膜が荒れてくる。
そうすると、耳鳴りが大きくなる、耳鳴りが邪魔して、聞こえが悪くなる。
「上司の声だけ、聞こえない」が作られるわけです。
もう一つの話。
ある方は、電話オペレーターのお仕事をされています。
普段は大丈夫なのですが、電話の内容がクレームのときだけ、聞き取りがしづらくなる。
耳が詰まってきて、水の中にいるみたいになって、聞こえない。
これも、「クレームの電話、怖い」そう思考すると、勝手に自律神経が興奮する。
内耳の血流が悪くなって、粘膜が荒れて、耳が詰まってくる、詰まるから音が入ってきにくい。
「クレームの電話だけ、聞こえない」が作られるのです。
インカムを反対の耳に変えるそうです。
「嫌だな、嫌いだな、怖いな、どうしよう」こういう思考が、自律神経の興奮スイッチをオンにしてしまう。
自律神経の興奮スイッチが入ると、耳にくる、耳がしんどくなる。
思考の根源から立ち去るか、耳そのものを強くするか。
どっちかで充分か、どちらも自分にとって必要か。
耳のSOSは、今の自分の在り方を考え直すきっかけになりますね。
ディスカッション
コメント一覧
気のせいかと思っていましたが、実際に 職場の人間で 私が苦手な人の声だけ いつも聞き取りにくく 何度も書き直して また関係を悪くしています。
もう 退職するのが決まっているので この葛藤も あとわずかの辛抱だと 諦めてます。
さくらさん
コメントを有難うございます。「苦手な人の声は聞こえにくい」のは気のせいではなくて、そうなってしまう理由がちゃんとあります。ストレスの根源から去ることで、さくらさんの聴力も健やかになると思います。