自律神経を知ろう⑥~3つの妨げ【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
よく降った雨もあがりましたね~ウレシイ。
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自律神経が回復して症状がらくになる、そこを目指して針灸をしているのですが、難しいな〜と感じることがあります。
回復を妨げる3つの要素があるんです。
1つめは先日もブログで書きましたが、女性ホルモンの乱高下。
生理前生理中、不妊治療中、妊娠中、産後授乳中、更年期、これらのターム。
ホルモンのご機嫌をとりながら、いかに自律神経を整えていくか~みたいになっちゃうんです。
だいたい、一生のうちに内分泌される女性ホルモンなんて、せいぜい茶さじ一杯ほど、らしいです。
その微量で、どれだけの大きな仕事をしてくれるんだろう。
ホルモン最強です。
そして、2つめは不安な気持ちが強いと治りにくい。
心療内科などでは不安神経症と名前がついたりしますけど。
症状が出るから、不安になる。
不安だから、余計に症状が出やすくなる。
これが負のループを作ってしまって、なかなか良くならない。
不安感が大きなストレスの役割をしちゃうんです。
不安な気持ち、心配な気持ちはなかなか減らそうとしてもコントロールできません。
やはり、そういう人こそ自律神経というものを理解して、自分の症状がどこからきているのかを分析して、客観的に自分の病気を知るといいです。
分からないから不安になる、知らないから心配が増えるという要素も大きくあるからです。
そして最後の3つめは、眠れない、つまり不眠症と言われるもの。
不眠症そのものも自律神経の症状の一つで、要は自律神経が過敏で興奮しっぱなしになるから、入眠できないわけです。
なぜ不眠が厄介かというと、眠ることが脳と体を休めるのに一番手っ取り早く、最強の治療になるのに、それができないこと。
軽い自律神経失調症なら、1〜2週間でもしっかり眠れば、治ってしまうものも多いです。
いくら体に良いことをしても、自律神経にプラスになることをしても、眠りの助けを借りなければ、根本から脳と体を休めることは難しいので、自律神経の過敏性は収まりません。
神経の興奮でちゃんと眠れないのが数ヶ月も続くようであれば、まず強制的にお薬で眠る必要もあるのです。
睡眠導入剤や睡眠薬を処方してもらい、一定期間しっかり眠ることで、自律神経が回復するベースを作るのです。
薬は体に悪いとか、依存性が怖いとか言う人もいますが、自分の体が不能になってしまってはどうしようもありません。
信頼できる病院で処方してもらって、一定期間はお薬にも助けてもらう。
眠れない人の自律神経の回復には、そういうお助けも必要なんです。
以上の3つ、女性ホルモン、過度な不安、眠れない、これらは厄介な3要素なので、知っておいてください。
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