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気象病は自律神経症状そのものです【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】

2024年6月28日自律神経失調症パニック障害

摩耶はり灸院の周辺

おはようございます。

神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。

雨が朝方までよく降りましたね~、小降りになってホッとしました。

 ***

前回は、気象病の一つである天気痛(頭痛)のことを書きました。

そもそも気象病ってなんだろう?

ずばり、気象(気圧や気温の変化)が原因の自律神経症状のことです。

気象が原因で起こる、めまいや頭痛や吐き気、首肩こりなどの体の痛み、倦怠感や眠気などです。

気象病の患者さんは、昔よりすごく増えましたよ。

理由は2つあって、一つは気象の変化が激しいから

気圧や気温も、高いとか低いとかが問題じゃないんです。

どっちかに一定なら、生体は順応するものです(この恒常性をホメオスタシスと呼びます)。

変化が大きいのがダメなんですよ。

ここ数年の異常気象は皆さんが知っての通りです。

急に暑くなるとか、大雨が降る(気圧が大きく変動する)とか、負担が大きくなりましたね。

そして、気象病が増えたもう一つの原因は、そもそも自律神経が弱い人が増えたから。

自律神経が過敏な人が増えたからです

自律神経に負担をかける生活スタイル、特に脳の使い過ぎ、脳のキャパオーバーが自律神経を過敏にさせます。

自律神経が過敏になると、毛細血管系の器官は血流が悪くなりますから、例えば内耳(三半規管)の粘膜は荒れやすくなって、平衡感覚が不安定になることで、めまいや吐き気、頭痛につながります。

それに加えて、弱った三半規管は気圧の変化を上手にキャッチできずに、誤った平衡感覚情報を脳に大量に送るので、ますます脳はいっぱいいっぱいになって、自律神経の過敏性が増すのです。

これを「自律神経過敏と平衡失調の負のスパイラル」と言います。

つまり、自律神経が弱い人は、気象病にもなりやすい

そういうことで、自律神経を整える、自律神経が過敏にならない体を作るということは、この異常気象を生き抜くための大事なテーマになってくるんです。

ここでまとめると、天気痛(頭痛や体の痛み)は気象が原因の自律神経症状の一つです。

そして以前に書いた通り、熱中症も、気象(高温)が原因の自律神経失調症です。

自律神経を整える、つまり過敏性をとっていくということは、天気痛にも熱中症にも強くなる、ということになります。

Posted by mayaharikyu