自律神経弱子の自律神経ばなし④【自律神経失調症 パニック障害】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
道端の小さなアジサイが3つの色だったので、かわいくてパチリ。
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自律神経の過敏性を鎮めて、症状が出ないようにするには、脳と体を休ませること、という話を書いています。
特に脳が頭がいっぱいいっぱいになると、自律神経の緊張スイッチが入りやすくなります。
前回は、ネガティブ思考のことを書きましたが、他にも脳量を増幅させて自律神経を刺激するものがあるんです。
痛みです。
頭が痛い、重いとか。
ずっと座っていると腰が重い、寝返りをうつと腰が痛いとか。
歩いていると足首がズキッとする、なにもしていなくても疼く(うずく)とか。
食べると胃がキリキリするとか、冷えるとお腹(腸)がシクシクするとか。
生理になると下腹が張って重くなる、痛くなるとか。
痛みという感覚は、それが激痛でも鈍痛でも、重だるさや違和感でも、痒み(かゆみ)でさえも、脳に痛み情報を絶えず送り続けるので、脳の情報量はいっぱいになります。
痛いな~、だるいな~、しんどいな~で脳がいっぱいになって、自律神経を刺激しやすくなる。
そして痛みのシグナルは個体にとって危険情報の一つなので、防御反応として自律神経の緊張スイッチが入りやすくなる、そういう種類の感覚なんです。
痛いのは体がピンチということだから、頑張らなくちゃって自律神経が興奮しちゃうんですね。
だから自律神経弱子は、痛みはほっとかない。
痛みを緩和する、痛みをとっていく。
病気とは呼べない肩こりでさえ、凝った感覚は自律神経には負担になります。
痛みのない体は、もうそれだけで自律神経をリラックスさせる方向に導いていることになるのです。
まずは痛いところを手当てを、自律神経の緊張をとるコツの一つです。
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