自律神経弱子の自律神経ばなし⑧【自律神経失調症 パニック障害】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
湿度は低いけれど、気温は上がりそうですね。
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自律神経の過敏性をおさえて、症状が出ないようにするには、脳と体を休ませよう、という話を書いています。
脳がいっぱいになると、自律神経の緊張スイッチが入りやすくなるからです。
前回は、人のことばかりみない、考えない、ということを書きました。
今日は人のことではなくて、脳が疲弊するくらい戦っている相手は自分だった。
「ライバルは自分」という言葉を聞いたことありませんか?
先日なんとなくテレビをみていたらある著名人が、
「ライバルは自分、という言葉があって、なんとなくカッコいい言葉だけれど、この歳(高齢)になると本当にこの言葉の真意が分かる。
結局は人はどうでもよくて、自分自身と戦い続けているんです」
と話されていたんです。
昔の自分と戦っている、先週の自分と比べている、昨日の自分と張り合っている。
脳を支配していることの多くは、常に自分の中の自分と比較しながら日々の満足感を得ようとしているのではないか、と言うのです。
昔の自分は若かった、元気だった、もっとはつらつとしていた。
5年前はこんなことで疲れなかった、もっとやれた。
少し前はもっと人の役に立てた、家族に頼られていた。
特に体調を崩したり、思うように体が動かなかったりすると、それ以前の自分と今の自分、今からの自分の比較する感覚が大きくなります。
自分というライバルを、脳でこねくり回している、そんな思考が自律神経に負担をかけている。
でもこれって結局は、全部自分だけのこと、なんですよね。
どれも私なんだ。
それに気づいたら、いつの自分も、先週の自分も、今もこれからも、自分のことだからもういいやん、て思いました。
色々な自分を丸ごと良しとして、今の自分をやっていこう。
そういう感覚が身につくと、脳はもっとスッキリするはず。
自分と戦っている人、多いと思います。
それに気がついていない人も、多いと思います。
自分を苦しめているライバルは、私のこの脳と体そのものだとしたら、さっさとそれに気づいてラクになろう。
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