人の話声が無視できない【メニエール 自律神経失調症 パニック障害】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
薄雲が日差しを遮ってくれるだけでも、少し暑さが和らぎますね。
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「電車やカフェで、人の会話が耳について困ります」
と、ある患者さん。
この方は、自律神経失調症やメニエールで来られているのですが、動悸や息苦しさ、めまいの症状はほとんどみられなくなり、ほぼ月一でメンテナンスに通われています。
そうなんですよ、人の話し声が気になって仕方がない。
他人の会話にイラっとしたり、ストレスを感じて思考が止まらなくなる。
これも過敏性の一つなのです。
思考と密接な過敏性です。
音に敏感で大きな音が苦手とか、光に敏感で眩しくて辛いとか、そういう感覚過敏は、体を密接な過敏性です。
だから、体をケアして強くすることで、自律神経の過敏性が落ち着いてきて、感覚過敏もおさえられるようになる、というものなんです。
一方で、思考と密接な過敏性は、思考そのものを癖づけていかないとならない。
自分でやっていくしかないですよね。
まずアンテナを張る癖をやめることです。
自分にとって得になりそうなこと、役に立ちそうなこと、プラスになりそうなこと、世の中のそういう情報に反応しない。
知らないことは知らないし、知らなくてもいい。
情報を無視できるようになると、人の声も知らんふりできるようになる。
そういう感じに、思考のやり方を少しずつ寄せていくのです。
癖に気づいたら、寄せていく、その繰り返しです。
簡単ではないけれど、やる価値はあります。
ほっておいて過敏性が増すと、しんどいのは自分だからです。
知っておきたい気持ちというのは、良く言えば好奇心なのですが、一方では損したくない、負けたくない、そういう思いが強い人なのではと、思ったりします。
ある意味プライドが高い、欲が強い。
「私なんて、こんなもんだわ」と、中途半端な自分が平気になってくると、必要以上のアンテナを張り巡らして、いちいち反応する必要も感じなくなります。
思考のあり方は、性格がどうというよりも、その人の生き方にあるんだと思います。
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