うつと自律神経失調症~冷静にとらえて【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
日曜は静かな県庁前、曇っているぶん日差しも楽です。
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きょうは、うつと、自律神経失調症の違いについてです。
自律神経が乱れているだけなのに「私はうつでしょうか?」と聞かれることが多いんです。
体がいうことをきかない、今までの自分と違う、お医者さんに行ってもどこも悪くないと言われる、でもちっとも思ったように動けない。
フラフラする、頭が痛い、食べれない、食べても痩せていく、体がだるい、横になりたい。
なんで?なんで?なんで?
こんな状態なら、いづれ、うつになっても仕方ない。
本当にうつになってしまった方もみてきました。
だから、知ってください。
めまいは出るし、動悸が出る、でも、元気になりたい、美味しいものも食べたい、本も読みたい、カフェにも行きたい、買い物も行きたい。
こういう気持ちがある人は、うつではありません。
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自律神経失調症と、うつ、これは違います。
自律神経失調症は、脳と体をつなぐ神経が必要以上に興奮して、体がいうことをきかなくなる、神経の病気です。
うつは、脳の神経伝達物質の異常分泌など、脳からのものです。
私はもっと分かりやすく患者さんに話しています。
自律神経失調症は、気持ちは動きたくて、やりたいという意欲はあるけど、体がいうことをきかない状態。
うつは、意欲もわいてこない、気持ちのエネルギーが落ちた状態。
体が動かなくて、気持ちが落ち込むのは当たり前です。
それと、全くなにもしたくないし、先のことも考えたくないのとは違うと思いませんか?
ちなみにパニックは、自律神経の症状がいっぺんに発作的に起きた状態なので、自律神経失調症のくくりに入ります。
ご自分のことと比べてみてください。
間違った認識で不安になっているのなら、その不安感が自律神経に一番良くないです。
基本的に、自律神経の症状は自分で治せるものです。
自律神経がつなぐ、脳と体、心と体の両方の健康をとり戻すのです。
どうやってやっていくといいのか、そのあたりの具体的なことを、このブログでは書いています。
過去記事や、これから書くものをぜひお役立てください。
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは。
すごく分かりやすかったです!
もしかしたらうつなのかな?と不安になっていましたが自律神経の方だと納得しました。
たくさんやりたい事があるのにパニック発作はもう出てないのにめまいや不調で動けない、そんな状態です。
自律神経の症状なら自分で治せるという言葉に少し希望が出ました( ´-` )
ありがとうございます
これからもブログ楽しみにしています。
ぎんちゃんさん
知っていただけて嬉しいです。パニックがおさまりメマイが残る、典型的な自律神経症状だと思いますので、自分でできること、やらない方がいいこと、少しずつ自分の体と相談しながら元気になってください。