無理をしないってどういうこと?【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
こんな日は外をぶらぶら、外カフェでもしたいもんですね。
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自律神経を立て直していくプロセスで一番やってはいけないこと。
それは、無理をし続けることです。
自律神経失調症やパニック障害が始まった初期の方に多いことなのですが、まだ自分の脳と体とそれをつなぐ神経になにが起こっているかつかめていないので、それまでの生活ペースを崩したくない、崩せないということから無理をし続けてしまう。
仕事がやめれない、断れない。
家族の世話がやめれない、などです。
こんなに動悸や発汗がひどいのに、眠れないし食べれないのに、なんでそこまで頑張ってしまうんだろう、ということが少なくないのです。
めまいと耳鳴りでひっくり返ったあとなのに、夜通し泣きながら断捨離をして、ゴミ袋を10個も15個も作ったという方がいらっしゃいましたが、こういうことをやっていると、残念ながら症状は良くなりません。
あきらかに自分がしんどくなる方向に無理をしているからです。
物事をやる切るにはアドレナリンが出ますから、そのときはやれることはやれたりするので、自律神経の悲鳴はあとからだったりします。
とうとう起き上がれずに寝込んでしまう。
回復するのに1週間やそこらでは済まないことになります。
そういうキャパオーバーを何度も繰り替えしてしまう。
そうすると、最終的には症状がますますひどくなったり、再発するリスクも高いです。
自律神経の症状は、自分自身のSOSだということを肝に銘じて、ただちに生活をコンパクトにするべきです。
そのSOSを無視すると、自律神経どころか、うつに移行することも多いです。
うつは脳の神経伝達物質のバランスにも影響しますので、そこまでいくとなかなか回復しにくくなることは、ご承知の通りです。
心療内科のドクターが患者さんに「無理をしないように」と言われたりしますが、無理をしないということは「キャパ内で生活してください」ということなんです。
つまり、症状が出ない範囲で、しんどくなる手前までで生活するように、ということなんです。
それほど生活を変える必要があります。
でもそれができる人は、その分早く回復するものです。
無理をしない、この意味を脳に心に刻んで、自分を大事に生活してください。
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