パニックを克服する方法【メニエール 自律神経失調症 パニック障害】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今日は一日中雨なのかな~。
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パニック症状をすごく特殊な症状だと思っている人は多いと思う。
でも、経験すると分かると思う。
これは、自律神経の発作です。
そう、自律神経の症状が、いっぺんに起こる、それだけ。
いっぺんに起こるから、びっくりする。
でも、ちゃんと紐解いてみると、一つ一つの症状は、普通に「自律神経失調症」の範囲にあるものです。
そのようなことを前回のブログで書きました。
そして、私の経験から言うと、パニックが起こる自律神経の状態の人の共通点は、三半規管が弱い、平衡感覚がおかしいです。
そうなんで、みんなめまい持ち、と言える。
どんなパニックにも「平衡失調」がみられるからです。
クラ~っと回るめまいとか、ユラユラするめまいなど、平衡感覚がおかしくなってしまうのが平衡失調です。
視野がだんだん狭くなって、見ているモノが遠くに見える、とか。
上から頭をギューっと押さえつけられたような感じが続く、とか。
体が落ちていくような、のみ込まれていくような感じがする、とか。
実はこういうのも、平衡感覚が失調している、つまりめまい様の症状なんです。
うちの患者さんに「見ているものが現実味が無いように見える」という絶妙な表現をされた方もいらっしゃいました。
目の焦点が安定していない、つまりめまいの一種なんです。
パニック発作には、必ずこういう平衡失調が伴います。
平衡失調が引き金になって発作が起こることも多いです。
結局は、三半規管が安定していると、自律神経の過緊張を起こしにくくなって、パニックはでなくなります。
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自律神経の症状って、めまい(平衡失調)以外は結果なんですよ。
つまり、自律神経が過緊張したからその結果、起こるものです。
だから、心臓が悪いから動悸がするわけじゃなくて、自律神経がおかしくなって動悸がする。
呼吸器系が弱いから過呼吸になるわけじゃなくて、自律神経がおかしくなって過呼吸になる。
めまい(平衡感覚の不安定さ)は、それそのものが自律神経を緊張させてパニックの原因になる。
だから、耳という器官が自律神経と直結していると言われるんです。
自律神経にアプローチした針灸は、まずは内耳の粘膜を強くして、三半規管の機能を安定させる、そしてパニックの解消を目指すものです。
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