血圧と自律神経のはなし【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
お天気も良くて、気持ちのいい一日になりそうです。
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ある患者さん、急に血圧が高くなって心配されていたんです。
もともと低血圧なのに、検査で計ったら上が145だったとか。
急に血圧が高くなるのは心配。
その原因に、大きなストレスや心配事、不眠や不摂生があったりするからです。
脳と体に負担がかかったときの自律神経のSOSだったりするから。
でも、よく話を聞けば、計測の直前にMRI検査をしたとのこと。
カプセルに入って、体を固定されて、ガンガンピーピーと大きな音を聞いて、30分ジーッとしなきゃならなかった。
これ、けっこう大きなストレスですよ。
自律神経も緊張を強いられます。
そりゃ血圧も上がるわ~~ということです。
念のために、家庭用の血圧計測器でしばらくの間は毎朝血圧を計ってみましょうと。
その結果が問題なければ、大丈夫ということです。
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血圧は、自律神経の状態を表す一つの数値です。
心臓というポンプが、血液をボンと押し出したときの、血管の圧力が血圧。
その心臓を動かしているのは自律神経だからです。
そして、年齢を重ねるごとに血管の壁(筋肉)は固くなるので、血圧はだんだん高くなっていくのが正常です。
高いのが悪いのではないのです。
生まれつき血管がしっかりしていて、高めの人もたくさんいます。
計測は、朝起きてちょっとしたとき、つまりある程度一定の同じ条件にしないと意味がありません。
同じような条件で、2週間ほど計ってみる。
それが自分の血圧です。
血圧には自律神経が関与しているので、バタバタ動いたらすぐに高くなったり、横になったらサッと低くなったり、体の動かしかたでも上がったり下がったりするものです。
自律神経が関与しているので、焦ったり、緊張したり、気持ち(脳・思考)からも上がったりします。
ちなみに私はメニエールになる直前の健康診断の血圧が異常に高かったです。
低血圧なのに、おかしいな~~。
いつもとだいぶん違う、血糖値や肝数値など他の数値も高くなっている。
ストレスもいっぱいあるし、忙しいし、眠りも悪いし短いし。
こういうのが、本当の自律神経のSOSなんですよ。
血圧だけじゃなくて、他の要素もいつもと違う。
だから、血圧だけに振り回されることもないんです。
ちゃんと寝れて、たいしてストレスもないし、体も動くし、楽しくやっている、そんな人は多少が血圧が高くても大丈夫です。
血圧の数値に一喜一憂していると、その緊張感で本当の高血圧になりますよ。
自分の体調は総合的に判断を、ですね。
ディスカッション
コメント一覧
こんにちわ。いつもブログ更新を楽しみにしています。
私の場合、もともと低血圧なので、更年期を迎えても血圧が上がることは今のところありません。
ただ、昨年11月頃、夕食後に血の気が引いて気持ちが悪くなるという症状が1週間ほど続いたことがありました。ネットで調べたら、食後低血圧っていうやつなのかな?と。何故か朝食や昼食ではならなくて、夕食後のみなんです。その後自然に治りましたが不思議でした。これも自律神経がおかしいせいなんでしょうか?
関東在住で、先生のところに通えないのが本当に残念ですが、このブログに出会ってから、ローラー針を買って、時々耳の周りとか使ってます。
みんみんさん
こんにちは。コメント有難うございます。食後低血圧のことは知っていましたが、実際に症状をもっている方を診たことはありません。やはり、自律神経系の調子が良くないときに起こると考えられているみたいです。調子が悪いときに同じ症状が出るかもしれないので、食後に異様に眠くなったりフラフラするようなときは早く就寝するなりして、みんみんさんの体調の目安にされると良いですね。