薬の効果について思うこと【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
暑い暑い言うてたら、9月が始まってしまいました。
***
自律神経失調症やパニック障害というのは、自律神経の病気なんですけど、自律神経を直接に良くするお薬とかは無いんです。
その代わり、自律神経からくる症状を抑えるお薬は色々ありますし、助けになります。
よくあるのが、この薬は効くとか効かないとかいう話題。
私は基本的に効かない薬はないと思っています。
お薬は化学物質なので、血中に分子が入れば、なんらかの変化を体に起こすはず。
効かないのは、受けれる体の状態が作用していると思うんです。
お薬の量って、体重に比例させますよね。
体重だけじゃなくて、腸の吸収力とか、お薬を分解する肝臓の代謝力からも、効果と副作用が違ってくるはず。
そして、一番影響するのが、その症状そのものの程度だと思うんです。
例えば、入眠時の導入剤は、頭(脳)がギンギンにさえていたら効きません。
それなりに、心も体も「眠りにむかっています」状態になって、そんなときにポッと飲むと、ちゃんと効いてくれるんです。
脳と体を睡眠に誘導してくれる。
頭痛薬だって、ガンガンに頭が痛くなってからだと、なかなか効かない。
ちょっと重いな、くらいで服用すると少量でも頭痛がおさまったりします。
私はメニエールのときに鎮痛剤や吐気止め、導眠剤などの助けを借りていました。
そしてだんだん元気になってきて、なるほどな、と思ったんです。
それは、お薬の効きが良くなること。
吐気止めとか、最初の頃は決められた数をマックスで飲まなきゃ吐き気がひどくて仕方なかったのですが、症状が落ち着いてくると少量でもピタッとみぞおちのイヤな感じが解消される。
あの頃の頭痛は、毎日毎日頭痛薬を飲むのってどうなんだろう?と思いながら飲まずにはいられないしんどさでしたけれど、今は頭痛そのものが大したことないので、漢方で解消できるようになりました。
お薬って、そういうものだと思うんです。
受け入れる自分の体の状態で、効果に幅がでる。
だから、これが効くとか、あれは効かないとかより、自分の症状程度と内臓機能の状態をみることですね。
だから、体調が変われば、効かない薬も効くようになったりすることもあって当然です。
お薬は最低限にしたいけれど、私もどんどん歳はとるし、なんやかんやと出てくるものだと思うので、こういう考え方で上手にお薬と付き合っていくつもりです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません