自律神経を知ろう④~女性ホルモンとの関係【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
ちょっと風が冷たいけれど、いいお天気になりました。
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女性ホルモンと自律神経の関係。
ここでは主に更年期のことについて書こうと思います。
その前に、更年期の症状は、自律神経の症状だということは知っていますか?
これ、意外と皆さん知らないんです。
更年期障害の症状って、なんだか特別な別物だと思っている人が多い。
更年期の症状は、女性ホルモンの乱れが原因で起こる、自律神経症状なんですよ。
だから症状は、不眠、動悸、めまい耳鳴り、吐き気、頭痛、息苦しいなど、自律神経の症状そのものです。
だから、自律神経が強い人は、更年期にも割と元気に過ごせる人が多いと考えられます。
この時期に自律神経の安定を目指して、針灸などが役に立つわけです。
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どんな人の体も、2つの調節機構でうまいこと働いているんです。
一つは自律神経、もう一つはホルモン。
この2つの中枢は視床下部という脳の奥の方にあって、司令塔は同じ場所。
だから、お互いに勝手に情報を交換し合って、体温を一定に保ったり、酸素濃度を一定に保ったり、内臓を働かせたりしているんです。
この2つが情報をフィードバックしながら役割を果たしている。
ところが、です。
実際はあります、「ホルモン最強説」。
ホルモンの力って、すごいんですよ。
どんなに体の地が元気でも、どんなに体力筋力があっても、どんなにメンタルが強くても、あっという間に自律神経を乱してしまうのも、ホルモンなんです。
これが、更年期の治療が難しい理由です。
更年期がきついかきつくないかは、もうロシアンルーレットみたいなもんなんです。
母親や姉妹と体質が似ていても、同じとは限らない。
年齢(時期)も、期間も、しんどさも、症状もそれぞれです。
そうです、「自分の更年期」をやっていくしかない。
私も46~51歳くらいは更年期に苦しみました。
かなり症状もきつかったので、もう少し自律神経が強かったらな~~と思ったものです。
53歳の今はもう、自分の更年期を乗り越えた感で、もうそれだけでシアワセいっぱいです。
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