運動で更年期障害になりにくい?【更年期障害 自律神経失調症】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
雨上がりのしっとりした朝です。
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運動を習慣づけている人は更年期に症状が出にくい、ということを聞いたりしますけれど、これはちょっと違うなと思っています。
女性ホルモンのパンチ力はすごいので、運動でまかなえる脳内ホルモンやそこらで防げるものではない。
ただし、運動習慣のある人は、別の意味でとても更年期を助けてくれます。
つまり、筋肉がしなやかで傷めにくいのと、筋力があり体力維持につながりやすい。
そこが、更年期とそれ以降をものすごく下支えしてくれるはず。
更年期に不調になっても、しんどくて横になる時間が多くなっても、動けるときにはちゃんと足腰が動く。
更年期の浮遊感や耳鳴り、不眠や疲労感で大変なのに、プラスして肩を傷めて五十肩になったりして、体の痛みが増えてしまうリスクが少ない。
エストロジェンの減少は筋肉を固くしますから、例えばラム肉もマトンになるわけで、それまでになかった腱鞘炎や肩関節などの痛みが起きやすくなります。
だけれど、運動習慣がずっとある人の筋肉は、ある程度弾力もあり柔軟性もあるので、傷みにくい、ケガしにくい。
更年期症状で大変なときに、痛みという最大のストレスが重なると、もうどうしようもない。
だからこれから更年期が心配な人がいらしゃると、対策として運動を始めたりするのは私は大賛成なんです。
それは、更年期を軽くできるものではないけれど、更年期に動けなくてジーッとしていても、ある程度筋力は保持できるし、更年期後に筋力を使って体力を回復させることが難しくないからです。
更年期の運動については、自分のことも含めて次回も書きますね。




















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