耳鳴りはこんな感じで良くなる【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
でかけにザっと強い雨、職場についたら雨あがりました。笑
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うちの針灸院は、耳鳴りや耳詰まり、聴覚過敏やめまいなど、耳の患者さんがとても多いです。
(理由は、私が元メニエールでめまいも耳鳴りも、それからの自律神経失調症やパニック障害も経験しているからだと思っています)
そして患者さんの中には、たまに、針を一本うてばパッと耳鳴りが消えるとか、スッと耳が通ると思っている方がいらっしゃる。
針に魔法のような力を期待されてるんです。
知らないことなので、そういう期待もあるんだろうな、と。
だから、うちの歴代の患者さんたちが、どうやって症状を改善していったかを大まかにイメージしてほしいです。
まず、耳の症状は、改善を線であらわすとピーッと右肩上がりにはなかなかならないです。
一番近いのは、波打ちながら徐々に改善していく感じ。
下↓の図のような感じで、体調が上がっていきます(つまり症状は減る)。
だから、波が下に下がったときは、あたかも前より悪くなったように感じて、落ち込んだりしますけれど、ご心配はいりません。
耳の症状は、体調だけでなくて天気や気圧にも影響されるので、わりとその日その日でアップダウンがあるものです。
けれど実際は、もう少しスパンを長くとると、確実に良くなっているものです。
例えば、耳鳴りの改善についてもう少し具体的に。
耳鳴りはいつも大きいわけではなくて、朝が大きくて昼間でには少し静かになったり、日中は静かだけれども夕方になると大きくなったり、その人のパターンがでてきます。
この自分のパターンが分かってくると、比べられるようになるから、その日の調子がわかる。
そしてだんだんと、耳鳴りの音がラクな日が、しんどい日より多くなってくるものです。
ひどい時期は耳鳴りで眠れないこともあったけれど、耳鳴りがあっても割とスッと眠れるようになるのは、耳鳴りそのものが少しは小さくなっているあらわれです。
(耳鳴りに慣れたという方もいらっしゃいますが、老齢性の徐々に大きくなる耳鳴りならまだしも、突発性難聴などの後遺症の耳鳴りや耳詰まりはなかなか慣れられるものではないと思っています)
よく眠れた翌日は、耳鳴りがラクに感じるようになります。
耳鳴りの音(キーン音、シャー音など)が少しずつ低くなってくると、気になりにくくなります。
音がかすれてきたり、とぎれるときがあると、これも耳鳴りの気になりかたが変わって、ラクに感じます。
こんな感じで、耳鳴りは改善していく方がとても多いんです。
耳の症状はゼロにならなくても、気分よく生活できるレベルを範囲内が大事なんだと理解して、そこを目指して改善していく。
それが現実的な回復だと思っています。
そして、前にも書いている通り、耳は耳だけじゃなくて、体ぜんたいで治すことです。
針灸などの刺激療法は、耳を中心にトータルの体づくりをサポートします。
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