「子供を叱ると耳が詰まります」【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
台風が大したこと無くて良かったです。
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ある患者さんの話です。
その方は、子供をしかったりすると途端に耳が詰まる。
怒ると片耳がボッと詰まって、頭が重たくなる。
これは、自律神経と耳がダイレクトにつながっていることを教えてくれます。
怒りというストレスが、自律神経を伝って、耳をむしばんでいく瞬間です。
怒りが脳で発せられると、脳の扁桃体からストレスホルモンがでて、自律神経の交感神経を興奮させます。
交感神経の興奮は、耳の中などの毛細血管をキュッと縮ませるので、内耳や中耳などの粘膜の血流量が落ちます。
耳の粘膜の栄養や免疫細胞が減ることで、粘膜が荒れて、耳が詰まりだす。
こういうことが、自律神経がつないでいる脳と体(耳)に起こっているのです。
気持ちがゆったりしてくれば、交感神経の興奮もおさまって、耳の血流も多くなります。
耳の粘膜もしっかり栄養されて、耳の通りも良くなります。
ストレスはあかん、怒りはあかん、あかんあかん言われても、なんでか分からないと、日々の生活は怒りがいっぱいありますから。
こういうシステムを理解して、ゆったり気持ちよく生活することがどれだけ耳にとって、体にとって大事か、ということを知ることが必要ですね。
完璧とはいかなくても、耳にやさしい生活を意識することで、耳づまりも早く良くなります。
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