突発性難聴に針灸ができること【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
昨日がえらい暑かったので、今日は曇っていてホッとします。
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突発性難聴を患う人も、年々増えていますね。
この疾患もやはり、ストレスや自律神経が大きく絡む現代病の一つだからです。
難聴そのものは、発症時のステロイド処置でいかに聴力を回復するかがキーになります。
回復力、免疫力でいかに有毛細胞を傷つけずにすむか、というところなんです。
何度も突発性難聴になってしまう人もいるけれど、聴力が戻る人は戻ります。
そして、針灸が有効なのは、聴力も含めたその後遺症です。
後遺症には主に5つあります。
①耳詰まり、耳のこもり感
➁耳鳴り
③聴力過敏
④めまい、浮遊感
⑤有毛細胞以外の聞こえの悪さ、音が割れる、音が歪む
➀と➁と③は内耳から外耳の伝導路を含めた粘膜の炎症により起こります。
④のめまいは、三半規管が同じ内耳にあるので、難聴になったことで、めまいも起こるようになるんです。
めまい(平衡失調)から吐き気や頭痛も伴うことが多いです。
⑤の聞こえの悪さは、有毛細胞が問題ない場合でも、耳のこもり感で聞こえが悪くなったり、耳鳴りがうるさくて聞こえが悪くなったりします。
そういう意味でも、耳のこもりや耳鳴りは聞こえに影響しますから、これらの解消はとても大事なポイントです。
音の振動伝導路の粘膜が荒れていると、音が割れたり歪んだりして聞こえます。
それと、頭痛、首コリ、肩コリ、こういうものも後遺症と言えると思います。
突発性難聴は耳の中の炎症が原因なので、神経の反射で耳の周りの筋肉がひどく固まってくるからです。
針灸では主にこういったことを解消するための施術をしていきます。
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そもそも突発性難聴というものがストレスや自律神経からの要因が大きいので、自分自身の生活そのものを改善していくことも必須です。
そして、耳に疾患が起こりやすい遺伝素因(体質)も知っておきたいです。
両親や兄弟に耳の弱い人、難聴やめまい持ちの人がいたら、その人は耳にきやすいことを自覚しましょう。
それが、突発性難聴の再発を防いでいくことにつながっていくからです。
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