先生は完璧に治りましたか?【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
ピッカピカの晴れ、気持ちいい、でも乾燥注意。
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「先生のメニエールは完璧に治りましたか?」
この質問は、初診の方にすごく多いです。
よく聞かれます。
治りに針灸に来てるんだから、そりゃそうです。
答えは「完璧ではないです、9割くらい、8割のときもありますよ」。
メニエールはつまり自律神経が絡んだめまいのこと。
ふだんめまいを感じることはほとんどありません。
でも、台風などで気圧が大きく変わるとき、母親に心無いことを言われたとき、フワフワしたり軽く吐き気がしたり、頭が痛くなったりします。
平衡感覚は弱いので、ジェットコースターや船に乗れません。
頭を下にする歯医者さんは苦手なので、リクライニングを浅くしてもらっています。
こんな感じで、これを治っているかと問われると、困らない程度に治っています。
そもそも、病気や症状って治るものなんでしょうか。
成長期の子供なら、内耳の粘膜が完璧に再生されて、まったくキレイに戻るかもしれません。
でも、成長期を超えたヒトならば、傷跡は残るんだと思います。
そして、体調が崩れれば、また内耳にくるようになる。
そもそも、遺伝子レベルでそこに弱さがあるからです。
内耳が弱いから、自律神経が弱ったときに内耳の三半規管がおかしくなったんです。
だから、更年期でホルモンバランスが変わったときにも、内耳にきたんです。
きっと、年齢を重ねて免疫力を落ちれば、また内耳にくるんだと思う。
これが、症状と上手く付き合っていく、めまいと上手くやっていく、ということなんだと思います。
完璧に治るなんてことは、あり得ないのです。
生まれたときの状態に戻ることはないんです。
それは、どんな病気でも同じです。
だれでも弱いところはあるんです。
内耳が弱い人は、メニエールや突発性難聴になりやすい。
症状が出ないように、そして出てしまったら、症状を最小限まで回復させて、うまく付き合っていくように。
完璧に治らなくても、困らない程度だったら二重丸だと思うんです。
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