料理は苦手、自炊は楽しい
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今週もよろしくお願いします。
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自律神経を壊してめまいやパニックのときに、一番辛かったのが料理。
元気になって、そこそこ楽しいのがこの料理。
料理っていったい何なんでしょう。
ここ数年で、私にとって目から鱗のことがあったので、書いておこうと思います。
以前の私の料理は、レシピ通りに作る、そうすると美味しくできる、必要な材料をそろえて、間違わないようにやる、というとても気負ったもの。
そんなときに出会った言葉が、
「料理と自炊は違う」
自炊はもっと自由なもの、自分軸なもの、自分で好きなようにできるもの、それでいい普段の料理が自炊。
あるもので、適当に自分の好きなように火をいれて、味付けして、食べてみる。
もっと自分の「塩梅(あんばい)」をトライできる、ワクワクして楽しいもの。
だから、料理は苦手だけれど、自炊は楽しめることが、52歳になってやっと分かりました、遅い。
母親が料理が嫌いだったので、料理を教わることもほとんどなかったんです。
一人暮らしをしながら、料理本を片手にえっちらこっちら食事の用意をするようになりました。
気がつけば、レシピ通りに材料をそろえて、きっちり計って調味する、そうすると必然的にそこそこ美味しいものが作れる、それが料理だと思いこんでやってきたんです。
料理が好きな患者さんに「ちゃんと大匙のスプーンで計らないと、味付けできないんです」というと「きっちりした性格だから」と言われました。
自由に調味すること、やっていいことも知らなかったんです。
コロナ禍になって、YouTubeで料理動画を見始めて、適当に楽しそうにご飯を作っているのをみて、やっと気づいたんですよ。
それまでは、適当にやって、おいしくなかったら、次は変えてみるとか、そういう過程を楽しむことも料理にはできると想像すらできなかったんです。
今まで何してたんでしょうね。
この時代なので、もちろんずっと外食とかずっとコンビニとかずっと総菜でもいいんですけど、やっぱり飽きるんですよね。
体のことを考えても、自炊だと添加物に気をつけたり、栄養バランスに気をつけたり、カロリーに気をつけたり、できますもんね。
これからは残された人生、毎日食べることはするわけですから、自分で作ることも、遊び心いっぱいに楽しんでやっていきたいと思います。
今年の抱負の一つ、自炊を楽しむ。
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