自律神経を知ろう➀~電線みたいなもの【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
祝日の金曜、ポツポツ雨で静かな県庁前です。
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自律神経の症状を治したい、パニックを無くしたい、どうやったらいいの?
それが知りたくて、鍼灸院に来られたり、このブログを読んでくださる方も多いはず。
だから、自律神経の本質をもっと知ってほしい。
それが、良くなる早道だからです。
(ちなみに、パニックは自律神経症状の発作ことです。いくつかの自律神経の症状が一度に発作的に起こります。これも原因は自律神経にあります)
数回に渡って書きますので、自律神経の症状をおもちの人は、自分の体の勉強のつもりで、ぜひ読んでみてくださいね。
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まず、自律神経は、神経なんです。
神経線維の束でして、脳の下から脊髄に沿ってお尻まで伸びていて、首、背中、腰、お尻から左右に枝をだして分かれて、その枝の先っぽは、体幹から手足に伸びて、体中の血管とか、筋肉とか、皮膚とか、あらゆるところに引っ付いています。
もう一つ、内臓には脳から直接に自律神経がつながっています。
神経は、電線みたいなもんなんですよ。
電線が体中に張り巡らされているんです。
その電線はすごく強くできていて、簡単に切れたり、弱ったりしません。
その代わり、電線そのものを強くしたり、太くしたり、直したり、という風に、いじくり回すことが難しいんです。
電線に一番影響するのは、線がつなぐもの。
線の端っこと端っこ。
つまり、自律神経は「脳と体」をつなぐ神経なので、自律神経の状態は、脳と体の状態に比例します。
脳と体をどうするかがポイントなんです。
神経そのものはどうにもし難いのですが、脳と体を元気にすると、自律神経も元気になる、という構造になっています。
脳と体が弱ってしまうと、自律神経も弱る、というわけです。
だから、自律神経失調症や、パニック障害になる人は、脳と体の両方をどうにかしなきゃいけないんです。
そして、当院に来られている方たちもそうなのですが、脳(思考)が忙し過ぎて症状が出るとか、体が疲れすぎて症状が出るとかではなくて、どっちも問題がある、脳も体もキャパオーバーしている方が大半です。
ヒトって、脳と体のどっちがだけが疲れているくらいでは、自律神経が失調したりはしません。
そんなにやわではない。
自律神経が失調するって、すごいことなんです。
脳にも、体にも、そこそこ長い期間、大きな負担をかけることで、とうとう出てきてしまう症状なんです。
そういうことなので、自律神経の症状が出てきてしまったからには、腹をくくって治さなければなりません。
脳(思考)と体を健康にする。
どうやっていくかは、負担のかけ方も、ストレスの内容も、それを受け止める脳も体も違うので、人それぞれです。
それでも傾向があるので、このブログを使ってお伝えしています。
初回なので長くなりましたが、数回に分けて自律神経のお話を書いていきますね。
ディスカッション
コメント一覧
小さい子どもが2人います、パニックやめまいや食欲不振、その他自律神経症状が沢山出てしまって、こちらのブログを参考に日々過ごして、3か月経ちました。
子どもたちには申し訳ないけど、しんどいときはTVを観てもらってその間横になったりしてました。
少しずつよくなってきて、やっと子どもをつれて少し外出できるようになりました(^^)
これからも参考にさせていただきます!
かなかなさん
コメント有難うございます。少しでもお役に立てているようで嬉しいです。自律神経の症状は、良くなってくるとやれることが増えて、更にストレスが減る、だからもっと自律神経が良くなる、という好循環が生まれます。無理だけされないように、少しずつステップアップしてくださいね。