病は気からってありますか?【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
朝方から雨がよく降っています。
***
「病は気から」と言います。
そしてこれは事実です。
もちろん、気、気持ち、メンタルがしっかりしていれば、病気にならないとか、病気が治る、ということではないです。
どんな病気も、気持ちがしっかりしていないと治らない、ということでもない。
この言葉の本質は2つあると思っています。
気持ちが影響しやすい症状と、そうでもないものがある。
特に自律神経症状と呼ばれるものは、自律神経そのものが脳と体をつないている神経なので、脳(気持ち)の影響を受けやすい。
気持ちが沈んでしまうと、脳からストレスホルモンがでて自律神経を緊張させてしまうので、めまいや動悸などの症状を引き起こしやすくなります。
つまり、気持ちから症状が出やすくなるものがある。
もう一つです。
ある二人の人間の遺伝子が全く同じだった場合で、例えば一卵性双生児がありえると思うのですが、もともとの強いところ弱いところがいっしょ。
同じような環境で、同じようなものを食べて育って、同じようにスポーツをして筋肉を動かしたり、思春期に性差ホルモンで体が変わっていったりするのも同じようなもの。
基本的な免疫力は同等だとします。
ところが、一人はとあることで不幸なことが起こる、心配ごとが増える、不安が続く。
不安な気持ちというのは最大なストレスになり得るので、内臓の働きも悪くなって、免疫力はもう一人に比べてずっと落ちることになる。
体の炎症が抑えにくくなる、遺伝子が変異しやすくなる。
だから風邪をひきやすくなる、病気になりやすくなる。
もう一人に比べると、「病は気から」の状態が作られていると言えるんだと思います。
難しく書きましたけれど、結局は、気持ちで病気が治るわけではないけれど、気持ちで病気を作ってしまうことは多いにあるんだというのが実態です。
特に自律神経絡みの症状は、やることやったら、あとは手放す。
心身ともに休んで、体の手入れ、頭の整理をしたら、あとは楽天的に、ということにつながります。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません