自律神経の症状が出ているときやらない方がいいこと③【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の針灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今朝は冷えましたね、風もあって、雲が流れています。
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自律神経失調症やパニック障害で来られた方に、とりあえずまず気をつけること、やらない方がいいことをお話することが多いので、ブログにも書いています。
動悸や過呼吸っぽい息苦しさ、めまいや吐き気、寝汗やほてりなどがあるときに、やらない方がいいこと。
たとえそれらが少し良くなってきても、気をつけてください。
3つ目は、運動です。
意外だと思いませんか?
運動は、一般的に自律神経に良いこととされているし、自律神経を整えるために運動するなんて、普通に言われますね。
でも、やり方、やるタイミング、やる程度、これを間違えると、自律神経の過敏性がひどくなります。
おさまってきた症状が、また出てきたりします。
順番としては、まず自律神経の過敏性がとれて症状が出にくくなることが先です。
その後に、軽い運動を短時間、少しずつやっていく。
この順番を間違えると、運動も逆効果です。
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うちに来られる人で、症状がまだおさまっていないのに、早々に運動を始められて、またパニックが出始めた、めまいがひどくなった、という方も多いんです。
まだめまいがあるのに、ジョギングを始めた患者さん。
ジョギングの後は、吐くほど気分が悪くなる。
それでも、走ることは自律神経に良いと信じて、やり続けていたそうです。
ジョギングは、頭を上下するので、頭をガンガン揺らされているのと同じなので、めまいは増幅します。
めまいがあるときは、歩くことすらしんどいはず。
これで自律神経が改善する、めまいが改善することはありません。
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パニック症状が定期的にでる患者さん。
運動が自律神経に良いということで、ジムに通っていました。
でも、筋トレしても楽しくない、時間を作るのも苦痛。
嫌々ジムに通うことが、ストレスになっていました。
ストレスになってしまっては、自律神経には逆効果ですね。
ジム通いをやめて、気分的にスッキリして、かえって体調も良くなってきたようです。
もう少し動けるようになってきたら、次は無理のない軽い運動をしようと話しています。
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自律神経症状がでているときに、やらない方がいいことを3つ書いてきました。
自律神経が悪くない人が、自律神経のためにやることと、自律神経が悪くなっている(症状が出ている)人が、自律神経のためにやることは、全く別です。
一般的に、本やネットに書いてある「自律神経に良いこと」というのは、自律神経が悪くない人が、悪くならないようにするためのものがほとんどです。
自律神経が失調してしまったら、逆効果なものも多いので、気を付けてください。
ここに書いた3つのこと、断食、長風呂、運動も、元気な人がやること。
そして、今は自律神経が弱くても、自律神経が強くなって、症状が出なくなった人は、症状を再発させないために、体の調子をみながら、やり始めることができます。
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