大きなストレスで過呼吸になった【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
雨の祝日、家でゆっくりもいいですね〜。
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ある患者さんが、久しぶりにパニック症状がでたことを報告してくれました。
軽い過呼吸と、体の左半分のしびれです。
大きなストレスがあって、緊張感から前日は一睡もできずに、ストレス中に軽い過呼吸と左半身のしびれが出ました。
その後に左耳の痛み、ふさぎ、耳鳴りが残りました。
こういうのも軽いパニック症状です。
パニックは、自律神経症状のいくつかが同時に起こる発作です。
自律神経が弱い人にはまずまずあることで、5人に1人はパニックを経験しているそうです。
きついパニック、軽いパニック、色々ありますけど、本人はびっくりしますけど、そんなに珍しいことではないです。
苦手な状況や、体調不良なんかが重なると、顔を出しますね。
私もパニックは何度も経験しました。
よく「パニック起きたらどうしたらいいんですか?」と聞かれるんですが、どうしようもないですよ。
おさまるまで安静にしていることです。
必要なのは、パニックにならないような生活をすること、行動をすること。
なってしまったら、自律神経が過緊張にならないような生活に、一度はリセットすることです。
自律神経が興奮しやすくなっているので、その過敏性を鎮めるために、生活をいったん変えることです。
心療内科でのお薬もとんぷくになるので、どうしても苦手なことがあるときは、お薬の力を借りて、少しずつ自律神経の過敏性をとっていくことが必要です。
そうしながら、自分を責めずに、ちょっとしたストレスならうまくクリアできる自分を作っていくことです。
この患者さんも、パニックの翌日から泥のように寝たそうです。
いつもの何倍も眠ることで、脳と体を休ませて、ようやく自律神経も落ち着き、耳の症状も落ち着きました。
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パニックは自律神経を強くすれば起こらなくなります。
針灸では、耳の症状が強い人がパニックになりやすいので、耳の手入れをして自律神経を強くしていくことが、パニック予防の第一選択になります。
自律神経は脳(心)と体をつなぐ神経なので、脳と体の両方から治していくものです。
針灸で体の手入れはできますが、脳、つまり心、思考は自分でやっていくのです。
自分の自律神経に無理がかからないような思考、メンタル、つまり生き方をしていくのです。
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