めまいで寝つきも寝起きも悪くなる【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
朝はピリリと寒いですけど、昼は暖かくなるみたいです。
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「めまいが出てから、寝つきが悪くなりました」
これもある患者さんに言われたことです。
そうなんですよ、めまいがあると睡眠の質が悪くなることを前回書きましたが、寝つきも悪くなるし、なんと寝起きも悪くなります。
めまいがある人は、気づいていますよね。
平衡感覚がおかしいので、揺れているようなものだから、揺れで脳が覚醒しやすいのはもちろんです。
それと、三半規管が弱っていると、重力の方向の変化に三半規管がついていけなくなるんです。
つまり、起きていて頭の上から重力を感じていて、それが寝るときになってベッドに横になると、体の横から重力がかかるようになる。
重力が90度変化するんですけど、この変化に三半規管がついていけないんですね。
そして、あやふやな平衡感覚を脳が感じてしまうので、脳が??で混乱して覚醒してしまうんです。
だから、なんとなく眠たくなっても、横になった途端に目がパッチリとしてしまって、寝つきがすごく悪くなるんです。
そして朝は、ずっと横に感じていた重力が、起き上がると同時に頭の上から重力がかかるようになって、この90度の重力変化にも対応するのにすごく時間がかかる。
やっと体を起こしても、すぐにまた横になりたくなる。
起きても頭がボーーっとしてなかなか働かない、目も開かない、朝の支度にすごく時間がかかってしまいます。
寝つき悪子は、寝起き悪子、めまい持ち、平衡感覚が弱い人の特徴です。
原因は、重力の変化、それに対応できない三半規管の弱さです。
私も3年くらいは導眠剤のお世話になっていましたし、寝起きに関しては人よりたっぷり時間をかけて朝の支度をしていました。
「段々(だんだん)起き」と言って、なんとか布団から体を起こしてソファに移動して、少し頭を高くして10分ほど寝て、それから起き上がるという、段階を踏んだ起き方をして工夫していました。
それもこれも、めまいが改善されてくると、ある程度サクッと眠れるようになるし、朝もサッサと支度にとりかかれるようになります。
三半規管が重力になじむのが早くなるんです。
でも100%ではないので、どちらかというと寝つきも遅いし、寝起きは機嫌が悪いです。
小さい頃から寝起きは誰ともしゃべりたくない、社会人になっても午前中は仕事の効率が悪かったのは、耳(三半規管)の弱さが原因だったのかもしれません。
低血圧のせいにしていましたけど、今は耳のせいだと確信しています。
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