80代の自律神経の患者さん【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
空には雲一つなし、昼間は気温が上がりそうです。
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先日初めて来られた80代後半の患者さんは、めまいと足のしびれをおもちです。
めまいで頭がフラフラする、足底のしびれで足の設置感覚が弱い。
「そろそろ杖(つえ)はどうですか?」
とたずねたところ、
「う~ん、杖はまだ持ちたくないの、一応持ってるんだけど」とのこと。
めまい感があるときに、杖をつくととても心丈夫(こころじょうぶ)です。
足の感覚鈍麻があって、もし歩行時に力が入らずに足首がフニャっとなったら、転倒します。
その方は、移動時に物につかまる癖もあります。
そうです、もう杖が必要なんです。
持ちたくないとか、カッコ悪いとか、そういうことではなくて、めまいと足のしびれで、現実的に杖(支えるもの)を必要としている体になっている。
もちろんどうするかはご自分の選択です。
高齢者の症状で、似たようなことをたくさんみてきました。
自分の弱さを認めたくない、老いを受け入れられないことが、今の自分をしんどくさせている。
結果的に治りを遅くしてしまう、病をこねくり回してしまうことになる。
ずっと元気だった、歳の割に若いと言われてきた、誰にも迷惑かけずやってきた、ずっと家族の面倒をみてきた、このような方が多いように思います。
「体を甘やかしたくない」とか、そういう考え方はもうやめた方がいいご年齢だと思う。
少しでも痛くない、少しでもラクに、少しでも安心して、少しでも自分の日常がおくれるように適応していくこと、そういう考え方になっていくこと。
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うちの針灸院には80代の方が数名来られています。
娘くらいの気持ちで接してしまうんです。
それも、口うるさい娘。
「私が娘だったらこう言います」という枕詞をつけて、人生の先輩にズバズバ言ってしまう。
長く診させていただいていると、ついつい一言二言多くなって、反省します。
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