自律神経弱子の自律神経ばなし⑤【自律神経失調症 パニック障害 メニエール】

おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
まだホットコーヒーが飲めるくらい、湿度が低くて爽やかな朝です。
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自律神経の過敏性を鎮めて、症状が出ないようにするには、脳と体を休ませること、という話を書いています。
脳がいっぱいになると、自律神経の緊張スイッチが入りやすくなります。
前回は、痛みの感覚が脳の情報量を満たしてしまうことを書きました。
もう一つ、絶対的に脳を支配してしまう感覚があります。
「平衡感覚の不安定さ」です。
これに気づいている自律神経弱子の方は多いと思いますよ。
平たく言うと、めまい感が脳をいっぱいにする。
三半規管が弱い人は、自律神経を失調しやすい、パニックになりやすいです。
左右の三半規管が拾う重力の感覚が、ゆがんでいる、左右が違っているんです。
左右別々の平衡感覚が脳に伝わっていて、真ん中にある脳が混乱している、これがめまいです。
そして平衡感覚は、なにをしても勝手に感じ続けています。
寝ていても、脳を瞬時に覚醒させるのは、振動(揺れ)です。
視覚や聴覚、嗅覚や味覚、触覚などいろいろな感覚はありますけれど、だんとつで情報量が多いのは平衡感覚です。
この平衡感覚が不安定だと、脳がアップアップして、自律神経が緊張しやすくなるんです。
だから、自律神経の緊張をとるための一つの方法として、三半規管を強くする、内耳を強くする、平衡感覚を整えるんです。
平衡感覚が弱いと、なかなか自律神経の緊張はとれないからです。
平衡感覚がおかしいけれど気づいていない人、軽いめまいの人はたくさんいらっしゃいます。
でも、針灸などで三半規管が強くなってくると、自覚できます。
平衡感覚の左右差が少なくて、スムーズに脳に送られている状態というのは、とてもラクなんです。
自律神経の緊張もとれやすく、脳も体も疲れにくくなるからです。
三半規管は、自律神経弱子の外せない改善ポイントです!
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