自律神経の症状はクセがある【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
今朝は思ったより暖かい朝です。
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患者さんとの会話で、自律神経の症状、つまりめまいとか耳鳴り耳詰まりとか、パニックとかそういうものは、他の病気とはちょっと違うね、という話になります。
例えば、腰が痛いから、姿勢に気をつけて、ほぐして、よく歩いて筋肉に弾力性をもたせて、腰痛になりにくくなる。
例えば、血糖値が高めだから、食事の内容を見直して、食事の順番に気をつけて、お酒をやめて、適度な運動をして、血糖値を範囲内で安定させる。
こういったことは、誰にでもある程度やれることが分かっているし、真面目にやれば結果もついてくる。
でもね、自律神経の症状は、一生懸命治そうとしても、逆効果だったりします。
真面目にとりくんでも、上手くいかないことが多いです。
これが自律神経がらみの症状の特徴というか、治し方に一癖も二癖もあるんですよ。
完璧に治そうと気合いをいれるほど、神経は緊張してくるので症状がとれにくくなります。
自分の体調に意識が集中すればするほど、神経が緊張して症状がとれにくくなります。
だから、ある程度症状に変化がみられて、少し落ち着いてきたときに「これくらいでいいわ」と思えるくらいになると、それからグッとよくなることが多いのです。
全く症状がなくなったわけではないけれど、私こんなもんだなと思えると、耳鳴りがうるさいと思わなくなったり、外でそわそわして不安になったり、そういうことが減るのです。
そういうクセのあるものなんですよ、自律神経とかパニックとかいうのは。
一生懸命一生懸命、あれもやってこれもやって、治ろうと頑張っている人は、ちょっとストップ。
自分を治そうとすることも、少し休憩してみてください。
ちょっと立ち止まって、大きく深呼吸をして、自分の今の状況を客観的にみてください。
自分の辛さだけに集中し過ぎずに、肩の力が抜けたときに、自律神経は整い始めるものです。
そうやって、症状は軽減していくものなんです。
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